表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
千夜一夜物語  作者: 冷やし中華はじめました


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

612/617

究極のシェルター

核戦争の足音が近づく中、富豪のアール氏は、地下深くへ続く完璧なシェルターを建設した。百年分の食料、空気清浄機、そして厳重な鉛の扉。彼は家族と共に中へ入り、内側からボルトを締めた。


「これで何が起きても安全だ。外は地獄だろうがね」アール氏はモニターを眺めたが、爆発の衝撃でカメラはすぐに壊れてしまった。彼は地下での贅沢な暮らしに没頭し、外の世界を忘れることにした。


長い年月が経ち、ついに備蓄が尽きた。彼は恐る恐る、防護服に身を包んで地上への扉を開けた。しかし、そこにあったのは荒野ではなく、花の咲き乱れる庭園と、笑顔の住人たちだった。あの日、戦争は回避され、人類は永遠の命を得て、核を捨てて理想郷を築いていたのだ。彼だけが、人生の全てを無意味な箱の中で過ごしたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ