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3-34.「第2回聖域村会議」

3-34話です。

本日3話目の投稿です。


よろしくお願いします。

議題「レベル上げがしにくい件について」

出席:ライ。ケン。サクラ。コウ。パパさん。先生。デンタさん。歌川君。 ゲスト:葛城さん


まず参加者について、面接合格者の3名にも参加してもらった。

先生は

手塚 大夢ヒロム先生"元教師 男性 26歳

子供たちの先生。常識人。

発現スキルは【熱血漢】"


横田 電太デンタデンタさん"元IT企業経営者 男性 49歳

発現スキルは【戦略】"


歌川 格二カクジ歌川君"元美大生 男性 20歳

絵を描くことに情熱を燃やす。

発現スキルは【絵召喚】(ユニーク)"



司会はデンタさんだ。こういった会議のプレゼンは任せろと立候補した。


ライ俺たちのレベルが上がりにくくなってる。

最近、反逆者呼ばわりされてるので聖域村の防衛力強化も考えていい方法はないですか?


デンタ経営から考えると、現在の村の状況は、人員の成長環境に乏しい状況。

食料や居住空間のバランスは問題は無い。

企業に例えると、経営は好循環で成り立っているが、成長が見込めない状況。

このままでは、じり貧になって追い抜かれる事は間違いない。


コウ生産担当としては、作る物のレベルが上がってきているが、集まる素材が一定になっている為。新しい開発が進まない


パパさん住み慣れた場所という安心感は必要ではないか?安定を望んでいるものも多い。


先生現状の子供たちの環境は非常にいい。変化したら対応できるかは未知数。でも子供にとって、変化する事も必要。

いろんな世代の人と、親身に交流が出来ている。村ぐるみで子育てが出来ている環境を維持してあげたい。


歌川君新しい題材の絵が描きたい。新たな題材が欲しい。


サクラ代わり映えのない生活に少し退屈を感じている。

日本も崩壊を宣言したんだし、聖域村にも変化があってもいいのではないか。


ケンもっと強い魔物と戦いたい。このままでは、腕が鈍る。


葛城さん国の動向が怪しい。この場所は有名になりすぎた。いったん離れてもいいのではないか。

もちろん、自分たちもついていく。


こんな感じの意見が出揃った。


デンタさんは言った。「この村は素晴らしい。もっと人材を育成すれば、日本がどうなったとしても、我々の未来は明るい。もっと大きな視野を持って外に出る時だと思います。」

「でも、みんなで移動は難しくない?この人数を転移させたら。俺死んじゃう。」


「ライ。今、父さんと一緒に船を作ってるんだ。魔導船。轟さんが加入してくれて、難しい機構の物も挑戦できてるんだよ。」

轟さんとは、面接合格者の中で唯一の下級出身者だ。元車の整備士さんで【技工士】が発現した。


「コウ君は移住を考えているんですね?その考えた移住先は、淡路島でしょうか?」

「デンタさん。なんでわかったんですか?」「まず船。それと、距離。状況から分析しました。聖域都市が独立して崩壊した。その余波で、レジスタンスも崩壊。あの島には魔物しかいない。」


「という事は、強い魔物だらけって事ですか?やばい。楽しそうだ!!」


「住民投票をしてみたら、どうでしょうか?」「月野さん。住民投票は必要でしょうか?そもそも、会社経営に於いて社長や、役員が決定した内容に投票をする事がありますか?答えは無いが正解です。その方針が嫌なら、辞めればいい。」

「でも、住民の意見は重要でしょう。」「私も、そう思います。しかし、思いや意見が正しいとは限らない。だから、ライ君は聖域を提供している、みんなを集めた。そうですね?」


「…。デンタさんの言う通りです。俺とケン、サクラ、コウの聖域で俺たちは生活しています。最終は4人の多数決で決めようと思うのです。パパさんが言う事もわかるんですが、敵が強くなってからでは何もできなくて一方的にやられてしまうだけになる事も考えられる。俺たちは、人からか魔物からかはわからないけど、聖域村で生活する人を守らなければならない。」


「そうだね、ライ君。どこに行っても、必ず安全な場所なんてなかったね。そうだった…。安全な場所は貰うものじゃない。自分たちで作るものだった。僕はもう反対しない。」



俺たち4人の意見は、此処から出て行くに決まってる。


この日、住み慣れたばあちゃんの家付近からの移住が決まった。


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