3-15.「ゴブリンジェネラル」
3-15話です。
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おかしい、聖域の中の人間を殺しまくっているジェネラルはそう思った。
☆持ちの人間が中にいないからだ…。
「外には、何人か☆持ちがいたが…。」中にはもっといてると思っていた…。すぐに魔王化し、人間を蹂躙できると。
聖域都市の聖域は100個だ。その、90個分の聖域は東京にある、首都聖域都市で管理されている。
万が一、聖域都市が崩壊すれば、魔王がたくさん発生してしまうからだ…。10個分は聖域都市守備隊が賄って、守備隊の☆が増えていけば、首都に増えて分を返上し、全国で増えた☆の分で新しい聖域都市を作る計画だった。
この聖域都市の聖人は、香田が☆3、葛城が☆2、沖田が☆1、残りの隊員3名が☆1づつの合計☆9だった。
葛城は、食料調達を兼ねて、近くのダンジョンを自力で攻略し☆を1つ増やしていた。
「大阪南部聖域都市の梶原だ。聖域内までモンスターが到達している。援軍を要請する。」
「この連絡は10分前にありました。総理どうされますか?近くなら、和歌山、神戸あたりの聖域都市から援軍可能です。」
「うん。大阪北部は?精鋭ぞろいだったであろう?援軍に向かわせろ。」
「北部の精鋭は、長野に向かっております。」「…。他の聖域都市からは、出せるか?」
「何処も、モンスターとの小競り合いがありますので…。」
「大阪南部は、民民党の管轄だったな…。やむを得ない。首都管理のすべての聖域を撤退させろ。」
大阪南部聖域都市から☆9個を残して、聖域が消えた…。
聖域内にいた人は、地上に掘り出された。「何事だ!!国は最上である我々を見捨てたという事か!!!」
安全圏から放り出された一般人は危機察知能力に欠けていた…。雑魚ゴブリンに数を減らされていき。雑魚ゴブリンはホブゴブリンに進化していく。国も変なタイミングで、聖域を取り上げたものだ…。
逃げ惑う最上は、自治館に殺到した..。「わしらは、最上だ!!空きがないなら、上級はいったん外に出て代われ!!!」
いい気味だ。上級の人たちが、自分を犠牲にして最上に譲る事は無かった…。
自治館には、武器も保管されている。最上が避難してきたときに。上級と、最上が力を合わせて戦えば、まだ何とかなったかもしれない…。
しかし、愚かな人間は、戦う事を選択しなかった。逃げ惑う最上を食い尽くしたゴブリンは進化し、100匹のホブゴブリンの部隊が出来上がっていた。
100匹のホブゴブリン部隊は、自衛隊の1小隊でやっと殲滅できるレベルだ。
自治館に立てこもった、上級の未来は無かった。 自分たちで切り開こうと努力する事を忘れた人間の末路だった。
「聖域が消えたぞ?」ジェネラルは疑問に思った。
まだ、9個聖域があるな…。そこのどこかに☆持ちがいる。ジェネラルはうれしさの余り雄叫びを上げた。
大阪南部聖域都市の聖域は、人間モンスターの隊員分を吸収した葛城の☆5と香田の分を吸収したライの☆8、沖田の☆1のみである。
戦力にならない香田と3名の隊員から☆が移った事は、不幸中の幸いだったのかもしれない…。
~聖域の中~
沖田は震えていた。「俺に怖い物なんてない!香田が☆3だろうが、俺の方が強い!いい時代が来たもんだ!ハーレム作ってやるぜ!!」
過去の彼はそんな事を思っていた。1か月前までは…。
突如現れた、少年に腕をへし折られ、殺さんばかりの憎悪を浴びせられた。気が付いたら、腕は粉砕骨折。失禁していても、自分で処理する事も出来ずにいた。
香田からは、「お前の価値は☆1だけだ。見るのも気持ち悪いから聖域の隅っこで療養(謹慎)を言い渡された。
「怖い。あの小僧が仕返しに来る。今度は命を狩りに来る。」そう思うと、寝る事さえできなくなった。
聖域の壁が、破壊された…。
「見つけたぞ!!☆持ち!!」
目の前に、見た事もない。ゴブリンの姿があった…。
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