3-6.「合流」
3-6話です。
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どうしようもない馬鹿を退治した後、俺は、パパさんとママさんを連れて人気のない場所まで走った。
自称上級の人たちは、唖然として走り去っていく俺たちを見ているだけだった。多分、あの馬鹿が一番強かったのだと思う。
【転移】
アカリちゃん達の元に戻った。
「アカリー!!ごめんな。ごめんな。シロー!ごめんな。ごめんな。」「パパ。謝ってばかり…。」「パパさん…。」「あなたー!」月野家は皆で号泣していた。
やばい、俺ももらい泣きだ…。ケンは、また号泣している。 …。サクラは、上を向いてハナちゃんを抱きしめていた。
ハナちゃんは、嫌そうにヨジヨジしているが、どうしていいかわからない様子だ。 猫は抱きつくと離れていくもんね…。
サクラが歌った。
「上を向いて歩こう。涙がこぼれないように。」 上を向いていたサクラの涙腺も決壊した。 自爆テロだった。
「自爆テロじゃねぇか!サクラ!」ケンの一言で、みんなが泣きながら笑った。 月野家は俺たちと絶対に仲良くやっていけると思う。
~聖域~
「月野です。皆さん、よろしくお願いします。私が月野 猛。これが、妻のまどか。娘のアカリ。ペットのシロです。わからないことが多くてご迷惑をおかけする事が多いと思いますが、皆さんのためになる事を、出来る事から始めたいと思っています。」 パチパチ。「こちらこそ、よろしくお願いします。」
「つ、妻のまどかです。しゅ、趣味は、料理です。頑張りまじゅ‼!!」「….。」パチパチ。ぱちぱち。「こちらこそ、よろしくお願いします。」
「娘のアカリ。8歳です。この子はクロ。ライお兄ちゃんのお嫁さんになりたいです!!!」「ひゅ~!!かわいいなー」「サクラちゃん!ライバルよー。」
アカリちゃんは、ぬいぐるみのクロも紹介している。 かわいいなー。妹ってこんな感じかなー。
「私はシロです。戦えます。アカリたち同様に皆さんを守りたいと思っています。私は、月野家とライ殿に生涯の忠誠を誓う。」「…。ライバル!?相棒はこの、モモちゃん様よ~!おーほっほ」意味もなく、膨らんだモモちゃんを見て、周囲は大爆笑だ!!「よっ!モモちゃん!宇宙一!!」源さんは、モモちゃんと仲がいい。「こっちにも、ライバル出現かー?」
「月野家のみんなは、俺の聖域に住んでもらいます。」「ライ!アカリちゃんの独占は良くないわよ!!」サクラは、アカリちゃんが大好きになってしまった。
アカリちゃんは、明るいし、可愛い。この聖域のアイドルになってくれるだろう。「サクラ姉ちゃん。一緒に寝てあげるー。」「きゃー!何この娘!やっぱり可愛すぎる!!アカリちゃん。これからは私がお姉ちゃんよ~。きゃー。」「という事は、私の娘になる訳ね。」サキさん….。そういう事では無いと思う。
急がなくてもいい、少しづつ。そう。少しづつ気の合う仲間が増えていけば、楽しく過ごせる毎日に変わる。
そう信じて、俺たちは前に進むしかないんだ。
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