2-30.「日本暗雲」
2-30話です。
新規ブックマーク・評価ありがとうございます!!
これにて、2章完結です。
作者の中で、2章までは序章となっております。
3章からは、楽しく・時々シリアスな作品に出来たらと思っていますので
これからも、応援よろしくお願いいたします。
0:00。未発見や攻略できなかったダンジョンから、モンスターが溢れた。
特に、未発見ダンジョンから出てくる、モンスターの勢いはすごく、1000~2000の下級モンスターが溢れかえっている。
日本政府は、人口の多い都会を中心にダンジョン攻略を進めていた。もちろん、下水道の探索を行った。初期に探索を行い、下水道の制圧を確認。しかし、聖域都市の建設でダンジョンの入り口を変えた物までの探索を行っていなかった。聖域都市は、その性質から人の住んでない、もしくは、住人の少ない場所で都会に近い場所に作られた。都会の下水道の中は、ダンジョンの入り口を移動する場所に打って付けの場所になっていたのだ。
下水道から、大量のモンスターがマンホールをこじ開け、街の中に出現した。
"政府は、地方の山中にしか未発見ダンジョンは無いと思っていた為、モンスターを殲滅できる戦力を聖域都市から離れた、比較的に田舎に派遣していた。都会の街は安全だと思っていたからこそ、「緊急避難場所に避難して待機する事。」という指示を国民にしたのだ。用意された緊急避難場所は、全国で100万か所あった。政府は、街中は比較的に安全だから大丈夫。聖域都市に入植できる人の数には限りがあるが、時間を稼げば日本の人口を賄える。そういう認識だった。
結果的に、この政府の対応で避難場所に集まった人たちは、大量のモンスターに囲まれモンスターの餌食になるのだった。"
この、予想外のモンスターの出現によって、政府が打ち出した方策は、大失敗。
避難場所に集まった大量の人から、経験値を取得し、レベルアップしたモンスターは違う避難場所を蹂躙しに行く。
さらに強くなって、違う場所をつぶしに行く。 聖域都市付近の緊急避難場所は、モンスターの出現から、わずか20日で壊滅した。
聖域都市の、近くにはレベルが高く、強いモンスターが溢れているため、聖域都市を拠点にダンジョン攻略を計画していた部隊も、思うような戦果を出すことが出来ずに、食料の問題に直面していくことになる。
地方の街の緊急避難場所では、都会とは少し様子が違った。避難場所を襲うモンスターの数が違うのだ。地方では下水施設よりも自然の中にダンジョンの入り口ができたのだ。聖域都市の建設も、土地が余っているため、大きな都市のすぐそばで建設が可能となった。入り口が移動したダンジョンは地上に出現する。新たに出現したダンジョンは、攻略される。その結果、ダンジョンの数が都会に比べて少なくなっていたのだ。
緊急避難場所に群がるモンスターの数が少なく、初級のモンスターが多数だったため、少なくない犠牲は出たが、自分たちだけの力で緊急避難場所を守り抜くことが出来たのだ。このように自衛出来た避難場所は全体の10%。10万か所になった。
言い換えると、地上にモンスターが現れだして、たったの1か月で、日本人口の80%が亡くなったという事だった。
くしくも、この光景は、占いばばぁこと、武田 桜が見た光景と同じだった…。
世界の国々は、聖域の数が日本より多い。その為、わずか1か月たらずで、日本のような悲惨な状況にはならなかった….。
しかし、サクラの見た未来は暗い。
人類はどうなってしまうのか? 俺たちには、どうにかする事も出来ず、ただこの状況を受け入れる事しかできなかった…。
作者からのお願いです
2章が完結いたしました。
少しでも、続きが気になる。頑張れ。
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駄作ですが、少しでも多くの方に読んでいただく機会を頂けないでしょうか。
皆様のお力をお貸しください。よろしくお願いします。
ここまで、お読み頂いてありがとうございました。