2-16.「反撃」
2-16話です
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「ライ。俺はどうすればいい?」「ケンは1.5列目だな。サッカーでいうとMFだ。」「ライ。俺、サッカーわからねぇ…。」「ちっ。」「じゅ、順番で言ってくれ。俺は何番目だ?」「2番目だ!」「た、ライ。私は?」「サクラは4番目。」「俺が1番、モモちゃんが三番。この陣形で行く。」「ライ。私が弱いから4番なの?」「サクラ。一番後ろは重要なポジションだ。ラノベ通のお前なら知ってるだろ?」「いや…。私の好きなのは….。俺無敵ー!!最高だぜ‼系か、聖女が失格になって、魔王軍に入ったり、誰かのハートを盗んだりする奴だから...。陣形って言われても、ピンとこないわ。」 さりげなく宣伝入れてんな!!
「じゃあ、覚えておいて。一番前は最も重要!こいつが崩れると、一気に崩れる。基本は守りに特化した奴が向いてるんだが…。俺たちにはいない。避けタンクって言って、攻撃を避けまくって相手の隙を作る専門家もいる。まぁ、前だけ向いてるから、実は戦況がわからない。2番目は、一撃必殺が得意な奴!前衛が作った隙をついて、強烈な一撃を与えたり、タンクがやばい時は、フォローしたり代わりになったりする、リーダーがやる事が多いポジション。3番目、回復やバフをかけるのが得意な人のポジション。一番安全だけど、忙しい人。周りを見て指示できて回復が出来たら最高。4番目は魔法使いが多い。敵は前からの遭遇が一番多いが、その次に多いのは後ろから攻撃されること。攻撃魔法で時間を稼ぎ、陣形を立て直す時間を作ったり。戦況が見やすいので的確な指示を飛ばしたり出来る人が望ましい。目立たない役目だけど重要。野球でいう、2番バッター。わかった?」「わたし...。野球知らない...。」「ちっ!」
「じゃあ、今の陣形で戦うぞ!ケン。身体強化のタイミングは自分で考えろよ!サクラ。もしかしたら、増援のゴブリンが沸くかもしれない!注意しながら、火魔法で援護して!モモちゃん。回復とシールド系は頼んだよ。」「任せろ!」「う、うん!」「ふぁいと!」
じゃあ早速行きますか!ステータス・武器は、ボスの方がちょっと上だが…。俺はボスの懐に飛び込んだ。雷魔法!「!?」ボスは声にならない痛そうな顔をしている。ちゃんと効いている。しかも、半泣きになってる!?「イダイ…。」ボスは横薙ぎに剣を振るってきた、ジュエルさんより遅い!!楽勝で躱せる。俺の動きを見て、ケンとサクラの動きが止まっている。「ケン!サクラ!じっとしてるんならコウと代われ!!」「はっ!?」「火魔法!!」サクラの火魔法は、ちょっとずつだが強くなっている。まぁ、まだ拳位の炎しか飛ばせないが…。「身体強化!おりゃー!!」ケンの攻撃は粗削りだが、破壊力がある。さすが剣道部。筋がいい。ボスは、かろうじで、ケンの攻撃を剣で防いだものの。動きがぎこちない。俺も切ってみるか!そりゃっ!ゴンっ!切れ味悪いって言うか摸造刀か?
サクラの魔法は、躱された。躱した隙をついた、ケンの攻撃はボスの左肩にめり込んだ。切れ味の悪い剣だからめり込む…。そう、めり込むんんだ。
「ぐぎゃー!!」痛そうな声をあげて怒っているボスの腹に雷魔法を打ち込んだ…。「ばばばバ」。「んっ?なんだって?」何かしゃべりたそうだが…。ケンは容赦なかった。「おりゃー!!」今度は、脳天にめり込んだ。「やったか?」「ケン君!そのセリフはフラグを立てるって言うのよ!!」サクラは何か言いたそうだったが…。とどめは、レアドロップ5%の俺が刺さないとな。渾身の突きをボスの喉にめがけてお見舞いした….。あっけなかった。
ボスは、ちょっと大きな魔石と西洋風の剣に変わった。虹色の巻物はでなかった…。
剣は魔鉄の剣だった。 まだ価値はわからないが、ゴブリンのレアドロップよりかは、よさそうな物だったのでケンが装備することになった。
魔石は、モモちゃんが舐め舐めしている…。
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[3章完結]俺のスキルが「ハートを盗む」だったんだが....。こんなスキルで異世界生きていけますか?こっちは必死に生きてるだけだ!
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