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2-11.「放課後」

2-11話です。


本日2話目の投稿です。よろしくお願いします。

~放課後~

「小鳥遊君!行くんでしょ?」 呼んでもないのに、ラノベモンスターは俺の横にべったりだ…。システムさん、地上にモンスターが出現するのは3か月後じゃなかったっけ?


「負けたよ。負けた。 武田さんも一緒に行こう。なにか準備ってしてる?」

「干し肉と乾燥野菜は、野営の定番です。塩を忘れておいしくないって状況を作るため、あえて塩は持って来ていません。」

「…。火はどうするの?鍋は?」「きっと、誰かが土魔法で作れるようになるはず…。」 …。こいつも…。バカだ。ケンが脳筋なら、武田さんはオタ脳だ。俺のパーティー大丈夫かな?



結局、この日は、武田さんのレベリングを優先したため、ケンはLV8、コウはLV7、武田さんはLV6になった。  俺は、何気にLV18になっていた。 だって、経験値100倍ですもの。


19:30分。「みんな、話がある。」俺は、ケン、コウ、武田さんを集めた。 終了ミーティングは15分。門限高校生のぎりぎりの時間だ。

「話って?」「明日は、土曜日で休日だ。俺は、明日と明後日を使って、このダンジョンをクリアしようと思う。」「聖域に変えるつもりか?ボスって強いんじゃないのか?」

「わからない…。でも、やる!みんな、もうすぐでLV10だ。スキルを覚えられるはずだ…。その、覚えたスキルで判断しようと思っている。」「スキルかー。みんなは、どんなスキルが欲しいの?」武田さんは興味津々だ。

「俺は、剣を使う職業だ!これ一択!あと、体を強化させる系!」よっ!!脳筋君!!君は、ぶれないねぇー。「前田君は?」「僕は…。お店のデザインとか、照明とか、みんなの空間を作る事ができるスキルがいいなと思ってる。あと、インテリアとか家具が好き!」…。夢は空間プロデューサーだったけ。コウらしい。「小鳥遊君は?」「俺は…。雷の魔法が使いたい!!あとは、瞬間移動的な奴!!」「子供か!中二病か!」「おい、脳筋!お前には言われたくないよ。名前が雷なんだぞ!使いたくなるじゃねぇかー!!」

「そういう武田さんは?」「私は、未来を見たい。ふふふ。ラノベの定番…。」こ、このままでは、モンスターのトークが暴走する!「未来を見たいだけ?」「小鳥遊君!よくぞ聞いてくれました!!ラノベの定番は火魔法よ!!ファイアーよ!!ゴブリンとか…。…して…。焼け野原を…。」余計油を注いでしまった。   よし! モンスターは放置だ。 そうしよう!!


「で。聖域化の続きだ。俺は今日の晩、ここに戻ってくる。一人でレベリングをする。明日はみんな合流し、現状のBF3を進んでいく。ボスの部屋がBF何階かは、わからないが、行けるところまで行くつもりだ。」

「日曜中に攻略できなかったら?どーすんだ?」「学校はサボる!!」「駄目だよー!もうすぐテスト近いし!」さすがコウ!ぶれない。「みんなは、学校に行ってくれ。2~3日たっても学校に来ないや、音信不通になったら。警察と学校に連絡を頼む。」


「まぁ、いいや!ライ!聖域化したらモンスターって出なくなるんだよな?」「多分そうだったと思う。新・世界取扱説明書にはそのような事が書いてあったと思う。」「俺の無敵化計画はどうなるんだ?モンスターがいなくなるじゃねーか!」「…。その問題は大丈夫だ。なぁ?武田さん?」「えっ?わ、わたし?」「武田さんは、こことは別のダンジョンを知っている。そうだろ?」「…。」「武田さんは、俺たちがダンジョンに入った事がなくても良かったんだよね?」「…。」「俺たちはダンジョンに興味がある。なら、自分が知っているダンジョンに招待して、一緒に入って欲しかった。違う?」「...。真理眼でも持ってる?」「武田さんは、だいぶ変わってるけど、悪い人じゃない。今日一日でよくわかったよ。」「..。だいぶ変わってるって...。普通はちょっとって言わない?」


「わかったわ。私がダンジョンっぽいと思った場所は、3か所!!それだけ。正直な話、みんなの事はあまり知らなかったし…。でもっ…。信じて!仲良くなれたのなら、みんなに話そうと思っていたよ。」俺はなぜか、必死になっている武田さんを見て、くすっと笑ってしまった。

「武田さん。俺たちは、全然怒ってない。なぁ?ケン?コウ?」「なんで怒らないといけないんだ?」「うん。僕もそう思う。」


「ダンジョン探索の仲間内に、隠し事は無い方がいいから…。小説の世界では、ギクシャクして解散とかなる話も多いし…。」「武田さん。焦りすぎ。俺たちと武田さんは、1日しか過ごしてないじゃないか。でもね…。今の武田さんの気持ちを聞いて確信した。君は、信用できる人だ。これからもよろしく!みんなで強くなってお互いを支えていけるようなパーティを作りたい!俺は、小鳥遊 雷!17歳だ!!」

「俺は、立花 剣。18歳!よろしく!」「僕は、前田 孝。17歳 趣味はゲームで、おとめ座だよ。」 想像通りの星座だな!!


「くすっ。みんな知ってる..。知ってるよ。ありがとう。強引にみんなの輪に入っていったから…。不安だったの。悪い人じゃないのは知ってた。でも、邪魔物扱いされないかなーとか。私は、武田 桜。18歳 さそり座なんでしつこいわよ。ふふふ。」武田さんは、グルグルメガネの底は見えないが、半泣きになりながら、きっといい顔で笑ってるんだと思う。少し潤んだ声で自己紹介した。「じゃあ!これからは、隠し事は無しね!!」「…。すまん。今は言えないが、俺はみんなに隠し事がある。」「ライ。だいたいわかってるよ。ライは..。僕たちより強いよね。レベルも高い...。何かあった時、全員をフォローできるくらい強いよね。」「...。」「そうだな。俺も薄々感じてたぞ!」ケン...。お前は嘘だろ...。

「ライは、今じゃないってだけで、話してくれる気はあるんだよね?」「ある!!絶対話すけど…。考えがまとまらない。もう少し待って欲しい。3か月後、世界が変わるのを見てからじゃないと答えは出ないと思うんだ。」「じゃぁ聞かない。みんなもそれでいい?」「いいわ。待ってる。」「えっ?3か月後には話すんだろ?今じゃなくていいぞ!」


続きが気になる。

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前作も完結しておりませんが、よろしくお願いします。


[3章完結]俺のスキルが「ハートを盗む」だったんだが....。こんなスキルで異世界生きていけますか?こっちは必死に生きてるだけだ!

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