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神の盟友  作者: 八重桜インコ愛好家
第六部 “和国・北洲の戦い”編②
451/494

幕間――追憶――

『神楽。汝の覚悟はよくわかった。縁を結ぼう』


『ほんとか!?』


『ああ。――だが、これだけは忘れるな。力はただ力だ。使い方次第で、今度はお前が誰かを泣かせる側になる』


『――わかってるよ……』


『儂が汝の復讐に力を貸すのは、()()があまりに危険な存在であること――そして、『汝ら里の者を見守り助ける』と、()()()()()と約束したからだ。それをゆめゆめ忘れるな』


『あぁ、わかった。――ありがとな』


『気が早すぎるぞ。これからだろう? それに、其奴の力が話通りのものであるなら、儂の力をもってしても敵わぬだろう』


『もっと……もっと強くならなきゃな』


『そうだ。そして、決して力に溺れるな。何のためにその力をふるうかを見誤るな。力には責任が伴う。――これは、汝のためでもある』


『うん……。蛟の言ってることは、正直、本当の意味で理解できてはないだろうけど、真剣に伝えようとしてくれてることはよくわかったよ』


『今はそれでよい。――一人で抱え込まずともよい。これからは、儂も共にあるのだからな』


『そうだな……。――蛟』


『なんだ?』



『ありがとな』

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