表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神の盟友  作者: 八重桜インコ愛好家
第四部 “世界の仕組み”編
216/494

【第四部】第一章 邂逅

「ここは……?」


 気が付き身体を起こすと、辺りは薄暗かった。――いや、薄暗闇の中、地平線の彼方がオレンジ色に染まっている。いわゆる、“黄昏時(たそがれどき)”というやつだった。


 いい匂いが鼻腔(びこう)をくすぐる。ふと、手に触れる感触が気になり見てみると、手の下には花があった。いや、手の下だけではない。辺り一面が色取り取りの草花で満たされている。


 その草花達には橙色(だいだいいろ)の光が当たっている。草花だけじゃない。自分の身体にもだ。


 光の射し込む方を見ると、大きな広葉樹が一本立っていた。葉がもれなく橙色に淡く発光している。


――美しい、幻想的な光景だった。そして、神楽はこの光景を()()()()()()()



「前によく見た夢……だよな?」


 既視感と違和感を同時に感じながらも、神楽は立ち上がる。


――()()()()()()()()()。そして、()()()()()()()()()()()()()()


「夢じゃないのか? ――そうだ! ここが夢なら“あの子”――“ソフィア”が!?」


 神楽は慌てて周囲を見回した。そして――



「カグラ……?」


 広葉樹の陰から女の子が現れた。探していた子だ。――()()()()()()()()子だった。



 金髪の長髪を背に流し、白のワンピースを着た少女――ソフィアが、おそるおそる神楽に話し掛けてきたのだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ