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使えない勇者達の異世界召喚  作者: 瑠那
一章 導かれし使えない者達
7/12

野営と自己紹介

「野営ってのはしたことないんだけどな、ガキの頃ボーイスカウトをしてたんだ。だから俺に1つ任せてくれねーか?」


ヤンキー風の人、姫路真城さん(本人はマシロって言え、と言っていた)が率先して野営の準備を指揮してる


ボーイスカウト経験があると言うだけあり、テントや焚き火をくむことができた


火を起こすのは皮肉にもゲンジの魔法だったりする



なんとか暗くなる前に野営の準備が出来た俺達は何人かで集まって今後どうするかを考えることにする


「俺は五條源治だ。ゲンジって呼んでくれ!不肖この俺がこの第一回勇者会議の議事をとることになった拙いかもだがよろしく頼む」


と、ゲンジは立ち上がって一礼してから話し始める


「まずはマシロさん、野営の準備の指揮ありがとうございました。これからも野営するってなったら頼ることになると思うんでまたよろしく頼みます」


呼ばれたマシロさんは少し離れたところで話を聞いていたが注目されてフッ、と笑った


「次にこんな状況ながら美味い飯を用意してくれた竜胆さん、ありがとうございました」


「え、いや全然大丈夫だから気にしないで?料理は得意なの。美味しかったなら良かった」


そう言って竜胆さんは照れ臭そうに応える


竜胆さんは魔王が来る前に始めに見てた黒髪の女の子だ。こうして皆で旅立つ以上名乗らないと不便だということで名乗ることになり、今こうして名乗りあってる


「改めまして竜胆海莉(カイリ)です。料理が得意なんで、食事は任せてね」


竜胆さんが座ると隣に座っていたいかにもお嬢様っぽい女の子が立ち上がり続く


「ワタクシも名乗らなくてはですね。ワタクシは高柳京香(キョウカ)と申します。竜胆さんのような特技はありませんけれど、よろしくお願いしますわ」


高柳さんはブロンドの長い髪を揺らして名乗る


そうして隣にいたカイト、葉隠さんと自己紹介が続いた後元気そうな女の子が続く


「僕は明石光(ヒカリ)。ヒカリってみんなに呼ばれること多いしみんなもそれで良いよ。よろしくね」


ヒカリちゃんはどうやら中学3年生らしく今ここにいる中では最年少らしい。ちなみに俺、ゲンジ、竜胆さん、高柳さんは高校2年でマシロさんと葉隠さんは高校3年でカイトは高校1年らしい


そうして俺の番がくる


「何人かには名乗ったけど、俺は七宮徹。トオルで大丈夫です、よろしくお願いします」


これで今いる全員が名乗ったことになる


そうあのギャルっぽい子ともう1人は話したくないと言って個人用のテントの中に篭ってしまっている


あんなことがあったし仕方ないということもあり無理強いせずにこうして8人で話してる。ちなみにギャルっぽい子は岸本小春(コハル)、もう1人は櫻井桃花(トウカ)と言う名前だと竜胆さんが言っていた



議論とは言っても自己紹介が主だったものだし、近くの村までなんとか辿り着こう、ってことやその道程の確認くらいで早々に解散になった


本当は授かった加護についても話すべきなんだろうけど、みんな触れようとはしなかった


それと、俺も魔王に言われたからか加護が文字として感じられるようになった


その加護の名は「聖剣使い」


だれもいないとこで剣よ出ろ〜とか意識してみたらあっさりと剣が出てきた

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