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学校編 クラス

2週間後...


「いってきまーす」


「カバンは持ったか?」


「うん」


「忘れ物はないか?」


「うん」


「弁t」


「もういいから!いってきます!」


「ああ、行ってらっしゃい」


編入試験に合格したまほは今日から学校である。

試験に合格したのは、6人中...(あ、言ってなかったけどあの時試験を受けたのはまほとニヤニヤ君の他に3人と1人いました。はい、遅れてすみません。)6人受かりました。


「全く心配性だな。」


家を出て魔力強化で走りながらそう小さく言うまほ。


「それにしても学校か。怒られなけりゃいいな」


編入試験当日に怒られたことを思い起こしながらそう呟く。


1分かからないうちに門の前についた。そこには二週間前にもいた二人の兵がいた。


「なにようd...いや、登校か。制服着てるし。学生証ある?」


「なにi...そうだな。あるか?」


「うん、ある。」


キラキラ輝く学生証を見せる。そこには自分の顔と名前、レベルが書いてある。


「よし、確認OKだ。通っていいぞ。」


「あぁ、通っていいぞ!頑張ってこいよ!」


「うん」


すがすがしい兵たちの見送りの言葉に登校のときの不安は少し和らいだ。


広い庭の中にある噴水にビクビクしながら奥にある門に手をかける。


ガチャ、今回は自分で開けた。


中に入るとそこは学生が沢山いた。


すると、こちらに向かってくる人が...

(なんだろう。)


まほはその人が何を考えているのかわからないので警戒していた。


「まほさんですよね!行きますよ!」


「え、ちょっ、ちょっとまって!どこに?」


「あ、申し遅れました。私はあなたの担任を務める、ガンバと申します。これからよろしくお願い致します。」


担任の先生だった。


「あ、はい、失礼しました。お願いします。」


「はい、行きますよ!校長室へ!」


(校長室...嫌な思い出しかない。まぁ、一回しか行ったことないけど。)


そんなことを考えながら手を引いていかれるとすぐに着いた。


先生がノックをする。


コンコンコン


「失礼します!」


「ノックをしてから入らんか!」


校長が顔を真っ赤にしながら怒鳴る。話しているところだったらしい。その話している人が


「しとったわ!ボケ!」


と言った。校長と親しいのk

「ボケとはなんだ!ボケとは!」


親しい訳では無いらしい。

「ボケてんだからボケって言ったんだろ!?」


「な、なんだとぉ!?」


「校長先生!お話中失礼します!」

ガンバ先生が臆することなく話し始める。


「全く!なんなんだ君は!なんて名前だ!」


「ガンバです!忘れたんですか?」


「いや!思い出したぞ!ってことはそちらの子が件のまほ君か?」


「そうです!」


すると、急に顔をころっとかえ、愛しい孫でも見るおじいさんのような顔になり


「いやぁ、話は聞いたぞぉ?君はとても強い魔法を使えるらしいね。フフフ、君には期待しているよ。」


「私との話は!?」

先程ボケ!って言った人が蚊帳の外なので話に入り込んでこようとした。


「お前なんかとの話はまた今度でいい!」


「ちっ!なら、2日後にまたここに来る!」


「そうしとけ!」


その人はドタドタいわせながら帰る。


「全く。ところで、」

校長はいたずらでもしそうな顔になって


「君の魔力、いや、君のステータスを見せてくれないか?」


「え、やだ。」

この人のことがめちゃくちゃ嫌いになっているまほは、普通に拒否した。


「なぜじゃ!」


「え、逆に編入試験当日に大した理由もないのにめちゃくちゃ怒ってきた人に、自分のステータス見せなきゃいけないの?第1そんな顔で頼んで、裏がありますよ〜って言っているようなもんじゃないですか。教える必要はありませんね。」


まほに論破された校長は

「ぐぅ」


と言って悔しい顔になり、

「なら、いい...。」


と、特に怒られることもなく解放された。


ガンバ先生と一緒に校長室を出るとガンバ先生が

「よくあんなこと言えたわね。」

とキラキラした目をしながらまほに言う。


まほも自分がなんであんなこと言えたのかわからないので


「う、うん」

と平然と答え、同様を見せないようにした。


その答えに先生は

(この子あの張りつめた空気の中、頑張って言ったんだな。)

と気づかれていた。





朝のホームルームが始まる時間を知らせるチャイムがなった。


まほは教室に入る前に扉の前で待つ。なぜなら、先生が

「ここでちょっとまっててね。」


と言ってきたからである。


教室の中からはこんな声が聞こえる。


「今日は編入生が来ます。人数は2人です!」


「おぉ!男かな、女だったらいいな!」


「だなだな!男だったら、めちゃくちゃ睨んでやろうぜ。」


「えぇ、私は可愛い男の子がいいな。」


「え?私はかっこいい方がいい!」


「はいはい、静かに〜それでは二人とも入ってきて!」


ガラガラ


静かな教室に響く2人の足音


コツコツっコツコツっ


「はい!それでは自己紹介してください!」


教室の中からは


「くそ、男かよ」


「かわいぃ」


「ハイハイ静かに!それでは、まほくんから」


まほは極度の緊張に右手と右足、左手と左足を同時に動かしている。


「は、はい、俺の名前はくぞままほです。特技は、特にないです。お願いします。」


その自己紹介に先生が

「え、、、」

と言うが次の子がすぐに自己紹介を始めたので言えなかった。


「ニヤニヤ、僕の名前はニヤニヤ、スーパーニヤニヤです。特技は魔法、剣術、勉強です。僕は顔が可愛いので、女の子が僕に触れることを許してあげるよ。」


「う、うん。、強烈な事故紹介だね!っと、君たち2人は、廊下側の席と窓側の席があるんだけど、どっちがいい?」


するとニヤニヤくんが

「ニヤニヤ、僕の好敵手には席は選ばせない。僕は廊下側に行く。そっちの方が女子が多いから。ニヤニヤ」


皆がドン引きしている中ニヤニヤ君は座りに行く。まほは極度に緊張しておりニヤニヤ君が言っていることが聞こえていなかったが、流れで窓際にいったので、事なきを得た。


「はい、それでは授業を始めます。」


初めから怖い雰囲気で、授業が始まる...

すみません。編入試験は6人でした。

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