番外編 強い理由
番外編〜♪番外編〜♪た〜のし〜んでね〜♪
走り去ったニヤニヤ君を見てマホは思った。
「女の子みたい」
ニヤニヤ君が走って行ってしまったので、追いかける先生。追いついたところで慰める。
「大丈夫よ?そのパンツも可愛いわよ?」
ニヤニヤ君にとっては痛恨の一撃である。
校長先生は校長室から眺めていた。
「どうしたものか、私でも勝てるか、わからない」
何を考えているのか。
「私の旦那様♡」
謎の声はいつか言う
さて、何故こんなふうに書いているのか、題名でもあるとおり番外編である。
では、何故ここで番外編?と思うだろう。
皆さんお気づきの通り、マホが強すぎる。
なんだ∞って。と思うだろう。
筆者も思った。なんでこんなに強くしちゃったんだろうって。
今回は筆者が後付けで理由を考えたものだ。ぜひ、付き合って欲しい。あ、本編は来週書くつもりだ(多分)。
では、番外編 強い理由 どうぞ!
プップー
車の警笛が鳴り響く交差点。
ここは東京のとある交差点の歩道である。
「はぁ。」
大の大人が大きなため息をついている。
「今日はさすがに見たくねぇな。」
何を見たくないのかと言うと、ココ最近夜中に交通事故が多発しているのである。
見たくないのなら夜中そこら辺を出歩かなければ、と思うだろう。しかしこの男、仕事である。そう。よく見るだろう、交差点で座るか立つかして看板か何かに何メートル先になんとかって店があります。とかなんとかと書いてあるものを持つ人が。それだ。
「俺はあんなに叫んでんのに。」
そう。彼は気づいて注意を呼びかけているのだ。危ない!と。
「決まってみんなそのまんま歩いてくんだよな」
今日も時刻は夜中3時である。
「ふぁーあ。ねみぃ」
みんなが寝静まった東京は静かである。季節は冬。最近は温度も下がり東京でも道路が凍るような気温である。
この日は特に交通量が少なかった。
「ちょっと寝ててもバレないかな。」
っと思ったが、寝るのはやめた。
毛布とか持ってこりゃあ良かったな、と思ったがダメなことを思い出した。
「はぁ、テンプレみたいにトラックが滑って突っ込んでこねぇk」
などとほざいていると、恐らく仕事が終わってやっと家に帰るサラリーマン、いや、社畜だろう、が、交差点を渡ろうとしている。
「おーい、気をつけろよ〜」
と声をかける。だが、前をぼーっと見つめている。
「あ、しっかり青信号になるの待ってるわ。」
ぶおおおおおおおおお
トラックがすごいスピードで走っている。
(あ、なんか事故る気がする。)
「仕方ねぇな」
その社畜?の元まで歩いていき声をかける。
「今日も遅くまで仕事かい?大変だねぇ。」
「いえ、仕事じゃありません。ある意味社会奉仕を今からするつもりです。」
「はぁ、まぁ、仕事も時間を分けてだn。仕事じゃない?ごめんな?」
「いえ、大丈夫です。社会奉仕。社会奉仕。」
ブツブツとつぶやく言葉は彼にはわからなかった。
トラックが近づく。青年は歩き出す。俺は止める。
そう、今までのフラグを全て回収しよう。
トラックの運ちゃんが青年を見て急ブレーキを踏む。しかし、車体の重さ、凍った道路。すぐには止まれない、青年を見た(俺)は止める、しかし凍った地面、滑る。止めようとして滑る(俺)を見た青年。寝る。
「う、うわぁぁぁぁあああ!ひかれる!」
と、体をビクンとふるわせ、起きる。
「なんだ夢か。にしても寒いな。ここはあれか?北極か?」
などとほざきながら周りを見る。いつもの道路、いつもの交差点。
が無い。隣には先程の青年と運ちゃん。と、誰か知らないおばさんとおじさん。
「うっわ、最悪」
白い衣をまとった好青年が言った。
「はえ?」
(俺)は変な声を上げる
「ゴメンなおっさん、お前だけを殺そうとしたんだけど、この男のせいで色々混ざっちゃったわ」
「ふふふ、やはり、出来たか、異世界召喚。ふふふ」
「お前のせいで他のおじさんとおばさんまで混ざっちゃっただろうが。」
「ふふふ。神ならそれも変えればよかったじゃないか」
「まぁ、全部決まってたことだったけどね。」
「ふふふ、、、?なに?」
「お前は害悪だったから、この(俺)にいじめてもらうつもりだった。そしてこのオッサンと、おばさんはもう二人とも金がなかったから殺すつもりだった。この運ちゃんは(俺)と一緒に異世界で平和にと思ってたからね」
「ふふふ、なんと言おうとも、僕の計画で狂ったはずだ。」
「あぁ、そうだね。狂ったね。君の計画が。」
「もういいから茶番は、早く本題入って」
別の神?が話に入ってきた。
「分かったよ」
「本題だ。みんなの記憶は全て消去する。因みに(俺)は俺TUEEEEでも楽しんでくれ。お前(青年)は(俺)に虐められるからな、せいぜい頑張れ。虐めるのは(俺)の気分でいいよ。おばさんとおじさんは少し先に異世界に行かせて君を産むことにするね。運ちゃんは・・・。」
と、決まって行った。
因みに、(俺)にTUEEEEを楽しんでと決めたのは神の気分らしい。弱者にTUEEEEをやってもらって、それを見るのが楽しいらしい。
「じゃ!がんばれよ!この記憶も無くすけど!」
ということで今に至る。
では、多分来週へ。