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大人〜

「おぎゃあぁぁ!!おぎゃあぁぁ!!」


「おやおや、元気な子だねぇ、ほら!お母さん!元気な男の子よ〜」


「はぁはぁ、よかったぁー。」


「このこの名前何にする?」


「うーん」


ばァァァアン


突然男がドアを勢いよく開けて入ってきた


「生まれたか!」


「えぇおとうさん、元気な男の子ですよ」


「おおー!!!!」


「名前はどう致します?」


「名前なら決めてある。」


「え?決めてあるの?」


「あぁ、名前は...」


「名前は?」


...


.....


フフフフ


ハハハハ


幸せな家庭に生まれた俺は今日で15歳だ。


15歳とは、つまり大人になったのだ。


大人になると教会へ行って、自分のステータスを見るのだ。


「ほら!行くぞ!」


「行くわよ〜」


靴を履いた俺は元気よく頷きながら


「うん!」


と言い、父、クゾマ スティーブンと母、クゾマ マリアの元へ走りよる。


「ついにマホも大人かぁ。」


「早いわね〜」


「すぐにお父さんの背だって抜いてやる!」


「ハハハ、期待してるぞ〜」


「そうね!早く抜けるといいわね!」


「お父さんの身長は195cmだからな!」


自慢げに父は身長を語った。


しかし、それを聞いた母は


「え?あなた182って言ってなかったかしら、」


父は慌てて


「そ、そんな少しのことぐらいどうでもいいのさ」


「俺も早く190cmは行きたいな!」


因みにこの世界の平均身長は175cmで、マホは169cmである。


「早く伸びるといいわね」


母は、身長181cmで、どちらも背が高い。


そうこうしているうちに教会へついた。


「よし!ついたぞ!」


父が大きな声を上げ、ドアをノックする。


ギーーー


大きな扉は軋みつつ開く。


「ようこそいらっしゃいました。本日はどのようなご要件で?」


中からシスターが出てきて対応をする。


「息子のステータスを見てほしい。」


「分かりました」


ではこちらへお越しください。と招かれ、広々とした部屋へと入れられる。


真ん中には水晶玉が置いてある。


「この水晶玉に触れてステータスを確認出来ます。ステータスを見ているあいだ、私共は別の部屋に行かせていただきますので、終わりましたら、一言お声がけ下さい」


言うだけ言うとシスターはすーっと部屋の外へ行った。


「よし!触れてみろ!」


「うん!」


水晶玉に手を触れた瞬間


父が


「な、なんじゃこりゃ!!!」

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