アイスクリームって!
だんご虫さんは、おさらに アイスクリームを 入れだしました。
大人と 大きな子どもたちは アイスクリームの入った おさらを テーブルの 上に ならべはじめます。すこしだけ 大きな子どもたちは、赤ちゃんや 小さな子を いすに すわらせて あげたり、じぶんたちも すばやく いすに すわりました。
アイスクリームが とけないうちにと みんな てきぱき うごきます。
やがて、みんなの まえに アイスクリームが ならび、スプーンも くばられました。
きょう きている 子たちの中でも、1ばん 大きな男の子が、だいひょうして、みんなの まえで いただきますと いいました。
みんなも いっしょに いただきますと いいました。
アイスクリームは たべてみると ひんやりとして とても よいにおいが します。お口の 中で とけると あま~い あじが します。
子どもたちは みんな むちゅうで おさらの 上の アイスクリームを たべました。
大人たちは 赤ちゃんや 小さな子たちと いっしょに ゆっくりと たべています。
まっさきに たべおわった子たちが だんご虫さんに いいました。
「アイスクリームって、あっというまに たべれるんだね!こんなに おいしいもの ぼく 100かいくらい おかわり できるよ。」
「わたしも おかわりしたい!」
だんご虫さんは 「そうかい。アイスクリームは つめたいから 一どに たくさん たべると おなかが いたくなるかも しれない。おかわりは できないが、また あしたも おやつに たべると いいよ。」というと 小さな かごに 入れていた アイスクリームの 入った 入れものを 出しました。
すると、だんご虫さんの そばに すわっていた 男の子が 、アイスクリームの 入れものを そっと もち ききました。
「れいぞうこに いれておくんだよね。」
「そうだよ。まふゆの とびらの 中に 入れておけば あしたも おいしく たべられるよ。」
だんご虫さんが、こたえました。