アイスクリームだ!
だんご虫さんは、にこにこと とても うれしそうな かおを して こう いいました。
「みんな こんにちは。きょうは ぼくだけで きたんだ。あとで、くすりの いえに いくから、みんなが あいたがっていたと つたえて おくね。さあ、みんな これから アイスクリームを たべないかい?」
アイスクリームと きいて 三人の 子どもたちは 大よろこび です。
「せんせい、しょくどうに いこう!!」
「赤ちゃんも よんでくるわ!」
「ぼく おかわりも したい!」
子どもたちと だんご虫さんは アイスクリームを たべるために しょくどうに むかいました。
とちゅうで、赤ちゃんたちが あそんでいる へやに いき、いっしょに アイスクリームを たべようと さそいました。
なので、しょくどうと かいてある へやに ついたときには、赤ちゃんたちと 子どもたち それに 大人たちと アイスクリームを たべたい人が たくさん あつまりました。
おくの へやには、赤ちゃんと あそんでいた子も たくさん いたので 子どもだけでも 三十人くらい います。
だんご虫さんは、みんなの まえに アイスクリームの 入れものを 二つ おいて いいました。
「とても つめたいから 赤ちゃんたちは 一口づつ です。子どもと 大人は おやつざらに 一ぱいぶんづつに しましょう。もし、あまったら 大人の人たちが たべて 下さいね。」
だんご虫さんの おはなしを きいていた 子どもたちは アイスクリームを おかわりできないと わかって すこし ざんねんそうな かおを しました。