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だんご虫さんのれいぞうこ  作者: 白ぶんちょう
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村の中

お待たせしました。第一村人 登場です。

だんご虫さんの うたが おわるころ みちの 先に

たくさんの おうちが 見えてきました。

どうやら 村のようです。

村の 入り口には 大きな ひまわりと あさがおの 花が おでむかえ よろしく さいています。

だんご虫さんは、村の 入り口で 立どまり ゆっくりと いきをはくと こんどは いきを ゆっくりと すいました。それを 三かい くりかえすと また あるき出しました。

村の 中は あちらこちらから 子どもの わらいごえや いろんな 音がくが きこえて きます。

だんご虫さんは 村の 左がわに すすみました。

すこしだけ あるくと みどりいろの やねと レモンいろの かべでできた がんじょうそうな りっぱな おうちが あります。おうちの ひょうさつには かぶと虫 そして くわがた虫と かかれています。

だんご虫さんは、大きなこえで 「ごめんください。」と いいました。

すると だんご虫さんより まるまるとした 体の かぶと虫さんの おくさんが 出てきました。

「こんにちは。まぁ、だんご虫の先生じゃありませんか。おひさしぶりです。うちの 人に なにか ごようですか。あいにくと いま 出かけててねぇ。」

かぶと虫さんの おくさんは にこにこと わらいながら いいました。

だんご虫さんは、「ミルクを とりに いく と中で よっただけ なので だいじょうぶです。きょうは たくさん アイスクリームを つくったので おすそわけしたくて。 おくさんの ぶんも くわがた虫さんの ぶんも ありますよ。」と いいました。

かぶと虫さんの おくさんは とても よろこんで ていねいに おれいを いうと、アイスクリームを もって おうちに もどって いきました。

アイスクリームを わたした だんご虫さんは こんどは 村の まん中の ふん水に むかって あるき 出しました。

村の まん中には かわいらしい 花の かざりの ついた ふん水が あります。ふん水から キラキラと ひかりながら 水が ふき出している ようすは 見ているだけで すずしい きもちに なれます。

ふん水の そばには さくらいろの やねに ふじいろの かべの おしゃれな 大きな おうちが あります。

だんご虫さんは、こんどは その おしゃれな おうちに むかいました。

おうちの 中からは たくさんの 子どもの こえが

きこえてきました。ときどき赤ちゃんや 大人の こえも きこえてきます。

だんご虫さんは、おうちの とびらに ついている よびりんを ならすと、「ごめんください。」と とても やさしいこえで いいました。



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