表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/21

「僕・・・・どうしたら良いの?」
















「怖い・・・・怖いよぅ・・・・」


アルバは、震えていた。




レオンの犠牲にしないという言葉は、


本気で言ってくれていた。


それは、分かった・・けれど、アルバには、


レオン達には、まだアクリシオス島の領主を倒す


力が無いと言うことが、


そして、ケートスから島民を解放する力も


足りないという事を感じてしまった。






(水が、風が、大地が、哀しんでいる、


混乱してる・・・


人の哀しみが渦巻いている。)


憎しみ、哀しみの感情があるけれど、


レオンと共にアクリシオス島と戦おうと


感じている人はとても少ない・・。






「・・・・・僕を生贄に出してアクリシオス島から


助けて貰わないと生き残れないと感じている。


災いを振りまくケートスを宥めようと願っている・・。」




ポタリポタリと幼くあどけない頬を伝ってきた


涙がアルバにと用意してくれたベッドのシーツに


零れ落ちれ染みてゆく。




「母様・・・・父様・・・・僕、


怖いんだ・・とにかく怖いよ・・」


僕を捕まえられなかったらどうなるのだろう?


僕が生贄にならなかったら、


アクリシオス島の領主は、どうするのだろうか?


島の人はもっと酷い事になるのだろうか?


知らない人だからって、


酷い目に合っていいわけじゃない。




「僕・・・・どうしたら良いの?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ