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「ニナさんに縁談?」

「そうだよ」

「俺?」 

「違うよ」

「ナンデダヨ!」

「母上がとうとう動き出したらしいんだよねー…」

「どうして!」

「姉貴が煮え切らないから?フランツ城をでるときに連れ出せなかったから?かな」


急に母親が押し掛けてきて何をいいだすかとおもったら。

「ニーナ、そろそろ結婚、しなくちゃね。この殿方とかどう?」

って、はい?ってか誰?

「アランとフランツ卿がとことんガードした結果こうなってしまったのならば、こうするしかないじゃない?」

言ってることがよくわかりませんが、興味がないのは確かです。

「だって、フランツ卿、母方のご実家を継ぐために戻ったられたのに、あなたを連れて帰ってこなかったじゃない」


「…だって、フランツといきなり…」

「フランツ卿としろとは言ってないわよ。だから。」

「そういう対象に見えなかったってことでしょ?」

いや、そういう対象に無理矢理入り込んできたことはきたんですが、そんなことは言えない…

「だから、この方なんてどう?」

だからどなたですか!


「18で城にきてしまったし、時々社交にでてきてもアランがべったりじゃない」

「まあ、アランにみつかると女避けにされるけど…」

「女避けじゃないわよ。なにいってるの」

「フランツ卿はフランツ卿で、あなたに興味を持ってくださった殿方を片っ端から追いやってしまうし。」

なんのこと?してないわよ。そんなこと。私がだめなだけ。

「だから娶ってくださるものと信じていたのに!」

フランツのなにを信じていたといういうんだ。

「最近社交の場で探してらっしゃるのよ。奥方を

しかも、最近は特に一人、目立って一緒にいるかたがいらっしゃるのよ」

そうか。とうとうか。

「ニーナ?」

「ちょっと聞いてるの?」


いや、いいことだと思う。

こんな3つも年上の女より、かわいい年下のおとなしい女の子がいいと思う。

将来考えればそれがベストの考えで選択であろう。

そうすべきだと思っていた。けど、実際そうなると、なかなかきついものがある。

結果私はまたふられたというわけで

しょうがない。私の価値はそんなところがせいぜいなのだ。


「だからニーナ、今度社交に出てくるのはいつなの?お仕事の合間でいいから、この殿方たちとあってちょうだい」


わかった


と、母親に返したところで、妃殿下がお呼びと伝言がくる。


今度の妃殿下のお出ましに同行すると言い残しその場を離れた



「殿下 ニーナさんのことで少し」

「それならスローンが気づいて秘密裏に仕事減らしてる」

「ならいいんです」

「珍しいな 俺に直接なんて。エレーナ」

「クリスティに会いに来て気づいたんです。でもクリスティに伝言と采配を任せたら、知ることだけで恐らくかきみだすし、アルフレッドに任せたら嬉々として攪乱しにいきます。主にフランツの方に復讐がてら (#`皿´)」

「それはそれでおもしろいじゃないか」

「…。( ・`ω・´)」

「で、なんの復讐?そっちのほうが面白そうじゃん。教えてよ」


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