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っというのが、 今朝がたの 出来事。
殿下のせいで 妃殿下の御起床が遅くなったため 遅刻は免れました…
後輩の教育係のアデーレには遅刻してあわててきたのバレバレだったけど。
男女の機微はまだまだで、ただ寝坊しただけだとおもっていてほしい。
私はこの頃はそうだったから。
殿下の気を引こうと試行錯誤してる間にスローンに笑われ、教えられてる間に、相手がおかしなことに変わっていて、父の企みはまんまと失敗した。はぁ。
そういえばあの年下男は しぶしぶ部屋から出て行ったが 間に合ったのかな。
殿下たちの居室にスローン以外の男性は入れないので その後 すれ違うことしかしていないので わからない。
お世話をしていてよく思う。
妃殿下は お気づきなのだろうか。殿下のいたずらを。
妃殿下のお支度を背後からチェックしながら なんでこうも 殿下も殿下の腹心の男も 独占欲が強いのだろうとおもう。
妃殿下の姉 エレーナ様が 一時的に後宮にはいった初日に 背中に独占欲の印が まあ、 たくさんついていた。
まあ、金庫代わりにアルフレッドさまに入れられたことは ご本人は知らなかったみたいだけど周知の事実だったため
実際に着替えのお手伝いをしたものが顔を赤らめたのをエレーナさまが見遂げてしまったので仲良しの殿方がいらしてうらやましいですと、 お知らせしたのだが…
うん。気の毒なほど恥ずかしがられてしまって。おかわいそうでした。
その話をスローンにしたので きっと 殿下も知っている。
なのに するのか…妃殿下に。
こうも 仲がいいと 二世とか すぐなんだろうなあっと 思ったり、私は全く独占欲を顕にされることが無かったからちょっと羨ましかったりしたりする。 スローンは全く独占したいとか、そう言うもを持たない。そこまで夢中にさせられなかった。
殿下は装いものに隠れるか隠れないかの際につけるのがおこのみらしい。
時々オモチャにされてお気の毒にっと思うけど、しっかりと愛されてる。羨ましいとおもう。
「…ニーナ、今日は髪の毛を下ろせ」
殿下?
「それをつけたのはスローンじゃあるまい。くくくっ。
直にスローンが来る。スローンには 刺激が強すぎるだろう。隠してやれ。」
殿下の言っている意味がわからない。
っというか、なぜ、スローンじゃないと、断言なさいますか。
いったい何をご存知なのですか!?
「 … 殿下は とても 意地汚いとおもいます!!!!!!」
お育ちの世界がとても狭くて、基本、誰よりも、傍に控えているもの以上におとなしく控えめなのだが、最近 ときどき人前でも殿下には意見をはっきりいいはじめた 妃殿下が 苦言をなげつけたとおもったら 鏡の前に引きずっていかれた。
「あの…わたくしから言っていいものか わからないのですが…」
妃殿下は 私より へりくだることが多い
「妃殿下 私よりへりくだってはなりません」
こういうときは 教育的指導を…しなければならないのが私の主な仕事…。なんだけども。
「…あの、生え際のここに」
って なにこれ。
妃殿下が指さすところに キスマーク…
ああ、これはしどろもどろになってしまうわけだわ…
ったく なんてことをしてくれたのよ。
なんでわざわざ見えるとこに!
なんてこと!
はぁ…
髪を留めていたピンを引き抜く。
「ありがとうございます。失礼いたしました」
後で犯人を仕止めておきますゆえ!
前言撤回!羨ましくない!
「ニーナさんのお相手はどなたなのでしょう( *´艸)」
「…。妃殿下本気でそれ、オッシャッテマス?(((((゜゜;)」
「諦めたそうがいいぞ、アデーレ(。・`з・)ノ コイツはオオマジメダ。」
(´・ノω・`)コッソリ { 多分フランツさまあたりじゃないかと思うんですが)
「=(;゜;Д;゜;;)⇒!!」
「殿下。妃殿下に男女の機微をレクチャーされたほうがよろしいのではε-(ーдー)ハァ 」
「ダメ (ヾノ・∀・`)。オモシロイカラそのままにしといて」
「( ´Д`)」