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転生したので、今世こそは楽しく生きます!〜大好きな家族に囲まれて第2の人生を謳歌する〜  作者: 結笑-yue-
1.0歳編

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69.成果のお披露目

(1)0歳編


風の原初の精霊Side


姫様が王都へ行き、政治利用されるかもしれない仮説に腹が立った。

思わず威圧をかけてしまうほどには、冷静さを保てていなかった。

姫様にもご家族にも申し訳なく思っている……。


一つは取り越し苦労で済んだが、姫様が王都へ、外へ出るにはもう一つ懸念点がある。

髪と瞳の色だーーー。


その話をすると、魔法を作ると言い出された。

我らに話を聞き、前世の知識と異世界辞典を使い、あれよあれよという間に魔法を一つ作ってしまわれた。


愛し子様だからなのか、それを上回る何かがあるのかは分からぬが、まだ1歳にも満たない幼な子。

集中力も並外れたものではないし、知識量にも驚かされる。

なんといっても、魔法を一つ完成させてしまったことには驚きだ。


それに魔石を二つ、三つ同時に使う。

2人、3人の精霊に同時に魔法を使わせる。

その発想には正直、精霊全員が度肝を抜かれた。


それはこの世界にはない発想だったから。

魔法の国なのにも関わらず、魔法のない世界で前世を生きた姫様だからこその発想なのか、本当に驚きだった。

朝食後から昼過ぎの時間で、色魔法を完成させてしまったし、魔道具のことを教えれば、倍以上になって返ってきた。

こんなに心躍る日は、姫様が生まれてから毎日のように続いているが、別格だった。


それからも、試行錯誤と実験を幾度となく繰り返し、完成形に近づいた。

夕食で披露すると言っておって、ギリギリになってしまった。

我らも色々手を貸したが、ほとんど姫様お一人で作られたようなもの。

本当に見事だ。

さて、我らは十分驚いた。

これからは姫様のご家族の番。


王都行きまで時間がない故、使う許可ももらわねばならないし、やることは山積みだ。

食堂に向かってメイドに抱えられ歩く姫様の後ろを我らは付いて行く。

メイドには事情を話し、フード付きのポンチョを姫様には着てもらった。

食堂に着いたタイミングで、色魔法を発動させる算段になっておる。

一体どういう反応をするのか、楽しみだ。





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