表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したので、今世こそは楽しく生きます!〜大好きな家族に囲まれて第2の人生を謳歌する〜  作者: 結笑-yue-
1.0歳編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

34/169

20.原初の精霊の話②

(1)0歳編


エリアーナSide


『風:我らは原初の精霊。火、水、土、風、雷、氷、光、闇、時、無と、この10属性を体現する大精霊から生まれた最初の精霊。姫を守護するため、神達と精霊王様に力をいただいた存在で、最高位精霊とも言う』

辺りを確認しながら、風の精霊様が話し出す。


原初の精霊は、神達が精霊王を、精霊王が大精霊を生み出し、その大精霊から生まれたそう。

ちなみに、精霊王は精霊の王だが、各属性の精霊を生み出すことは出来ず、大精霊がその役割をになっているらしい。


精霊は基本的に髪色や瞳の色が属性の色を表し、濃くなればなるだけ力が強く、さらに銀を持つと段違いに大きな存在となる。


今、目の前にいる原初の精霊達は、髪は濃い属性の色をしている。

火は赤、水は青、土はオレンジ、風は緑、雷は黄色、氷は水色、光は白、闇は黒、時は紫、無はピンク。

瞳の色は銀色だ。


『水:神達自身、神達が作り出した存在は一様に銀髪銀眼よ。そして、神に連なるものも瞳の色は銀色になるの』

私の色をみんなが銀だと、神の色だと言っていた理由が少しわかった気がした。


強い力を持ち、神達に創られた存在だから……。

実際に見たわけじゃないから実感は無いけれど、それって人とは異なるということなのだろうか?

母や父の子ではないということなのだろうか?

新たな疑問が浮上した。




私が再びうーんうーんと唸っていると、私を抱いている光の精霊だと思われる精霊様に声をかけられた。

『光:姫、どうかしたか?』

(リア:私は誰の子?神の子?)


『光:姫の魂は神が創り出した。それを神の子というのであれば、人や私たち精霊も元を辿れば神の子だ。姫は姫の母君から生まれた。だから、姫は間違いなく父君と母君の子供で、そこにいる子らの妹だ』

安堵した。


何者か分からなかった如月結笑(わたし)が、エリアーナ(わたし)になった。


一筋の涙がこぼれた。

不安だったのだ。

突然の転生、突然の出来事、神だの精霊だの、以前居た世界とは違いすぎて……。


でも、私はここで生きていくのだ。

エリアーナとして。

安堵したからなのか、急に眠気が来た。

それはそうだろう。

まだ生まれて数時間なのだから。




訂正があり、修正しました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ