13.回想①
(1)0歳編
エリアーナSide
とりあえず自分だけでも落ち着いて整理しよう。
私の名前は、如月結笑。
これは、前世での名前だけど……。
生まれた時から原因不明の難病で、病院から出ることなく、でも余命よりは5年も長生きして亡くなった。
痛くて苦しくて辛かったけど、家族が優しかったから治療も頑張れた。
泣いて欲しくなくて、意味を持つかも分からない治療を続けられた。
でも、身体は限界だったみたい。
私は15歳の誕生日を迎えた1ヶ月後に亡くなった。
その後、気づいたら白い部屋にいた。
どこまでも続いて見える先の見えない白い空間。
病院を思い出した。
というか、深い眠りから覚めただけで、死んだとは思わなかった。
でも段々と意識がはっきりしてくると、誰かいるのに気づいた。
涙ぐむ人、ガッツポーズをする人、イライラしている人、ただ私を見つめる人などそこにいる全員が様々な様子で私を見ていた。
その時初めて気づいた、ここは病院じゃない。
私は死んだのだと……。
そんなことを思っていると、ひとりが前に出て、話しかけてきた。
【創造神:なんというべきか……まずおかえり、我らの愛しい子】
それから、自分たちは神なのだと。
そして、私の状況や境遇、世界のこと、力のこと、存在や役割など様々なことを教えてくれた。
そして知ったのだ。
輪廻の輪の歪みに巻き込まれ、地球の日本に迷い込んでしまったこと。
地球という別世界で生まれてしまい、環境や力や魂が耐えられず病気という形で現れてしまったこと。
何万年と長い時間探したが、まさか別の世界にいるとは思わず、見つけ出すのが遅れてしまい苦しめてしまったこと。
それら全てが神達が私を“愛し子”という存在を創り出し、手元に置いておきたかったがために起きてしまったこと。
そこにいる全ての神達に土下座をして謝られてしまった。
でも納得ができた。
なぜ原因不明の病気がいくつも私を蝕んでいるのか不思議だった。
しかも、一つだけじゃなくて複数も。
それでも、15年も生きれたのだ。
御の字だ。
【創造神: 】:神様が話す時




