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かつて存在した英雄たちへ ―継がれた意思の行方―  作者: Oとうふ
2章 託されたもの

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記憶の断片 欠片

――???視点――



 暗く狭い空間で、私は存在していた。 

 なぜこんなことになっているのか、何も思い出せない。

 ここはどこで、いったい私は何なんだろう…。


「あーあー、テステス…」


 どうやら声は出るらしい、体の感覚はないのに…不思議な空間だ。

 

「誰かいませんか?」


 目視できない範囲に、誰かいることを願って声を出してみる。

 しかし、私の声がか細く響くだけだ。


「魔法…いや、魔道具のせいかな?はぁ…、せっかく今日は魔物討伐の実習だったのに…。こんなところいたら、授業出れない…」


 ふと、目の前に気配を感じた。

 

「ん?誰かいるの?」

「……」


 確かに気配を感じる。

 けど、目の前には何もない。

 私は自分の直感を信じ、気配を感じた位置を注視する。

 すると、強く輝く光が現れた。


「何、この光…。人魂…みたいな?」

「……」

「え?」

 

 さらに、私の背後にも光が現れる。

 

「一体、ここは何なの…」


 背後の光は、正面の光に比べ弱々しく輝く。

 その二つの光を認識したからなのか、私自身も光であることに気づく。

 私の光は正面にいる光と同じく輝いている。

 

「これは…魂なのかな…」

「……」

「……」


 この二つの光は、私と同じなら人の意識があるはずだ。

 なのに、一言も喋る気配がない。

 私一人だけが喋るこの状況、本来なら気まずさと退屈さで嫌になりそうなのだが、不思議とこの二つの光と一緒にいると落ち着く。


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