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詩全集3

沈夜思跨黙歩考

作者: 那須茄子

揺れる街灯

つかの間の沈黙


隅に追いやられた古びた看板が語る

「ここで立ち止まってみろ」


そんなことはわかりきっている

でも止まり方がわからなくて

また足を踏み出す


いっそ流れる雲に乗れるのなら

どこへでも行ける気がして

息をするのを忘れていた


この心の溝を埋める術を探しながら

君の名前を思い出そうとするが

その音もすっかり霞んで見失う


路地裏の猫が睨みつける

「ここに答えはないさ」

その目に映る自分を

石畳に押し付けて

滲む想いを

飲み込むようにただ歩く


なんとかここにいる理由を見つけたい

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― 新着の感想 ―
『夜歩跨滓』に行って戻ってキマシタワー  ワイをして難解なるタイトルがよき  「沈思黙考」と「夜跨歩」は別個なのか? 合わせるのか? が読み解けなんだ……く、悔しいw
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