第33幕・名前
「貴方が…魔王…!」
逆光に照らされた"魔王"は、王座から立ち上がり、黒い絨毯の敷かれた階段を歩み降りる。
…その容貌は人と似て非なる物だった。
深い闇に同化するような暗い体色、後頭部には悪魔のような角が生え、目頭と目尻は垂直に裂け、亀裂が紫色に光っている。
その背からは巨大な肋骨が突き出し、翼のように広がっていた。
背格好は3mを超えるように見え、私の目の前に迫るにつれ、その威圧感が増していくのを肌で感じた。
「インフィニティ…」
「…楽しかったか?"人間の真似事"は…」
魔王が口を開いた。
頭の中にまで響いてくるような重い声だ。
「…人間の……真似事…?」
私は魔王を視界の真ん中に捉えて、睨みつけた。
魔王は一切気に留める様子を見せず、私の目の前で立ち止まって、話し続けた。
「お前は…ずっと追い求めていたのだろう。"自ら破壊した過去"をな。」
「……っ!」
「……警戒するな。私は未だ…お前に感謝しているのだから。」
魔王は私の目をじっと見て言った。
「…ふざけるな…!お前の感謝なんて…欲しくなんかない!!!」
「よくもその口で…そのような事が言えるな。お前自身の正体も過去も…もうお前は辿り着いている筈なのに。」
…魔王の言葉に共鳴するように、風ひとつ無い筈の部屋の、松明の火が揺らめくのが見える。
魔王は嗤っている。
「お前が何故勇者を探し求めたか…。何故我々を滅ぼさんと…人類を守らんと戦ったか…。その"行動規範"の根源は何か……今の今まで、お前は気にも留めなかっただろう。」
「…だが、今のお前なら気付いている筈だ。
お前を突き動かしたのは……」
「 …"先代勇者と旅路を共にした"過去であると。 」
・ ・ ・
…鮮明に記憶が蘇ってくる。
それは夢の続き…
且つ、確かに存在した過去。
『…何だ。帰る家が無いのか…。』
…思い出した。この声の主は…
『……分かった。俺に付いてきな。』
『大丈夫、気にすんなって!
俺、困ってる奴を放っとけねーんだ!』
『だって、俺は"勇者"だからな!』
まるで世界を俯瞰するかのような視点で、私は"勇者"を名乗った青年の事を見ていた。
青年は、みすぼらしい姿をした、白い髪の幼子に手を伸ばしている。
…あれからどれ程の歳月を経たのだろう。
・ ・ ・
内戦が起きた。
家が燃えた。
村が燃えた。
戦地に出た父は戻って来なかった。
病床の母は火災から逃げ遅れて死んだ。
親の名も呼べない歳の弟だけは連れ出せたが、1週間もせずに飢えて死んだ。
学校の先生は、火の手を逃れるために川に飛び込んで溺れ死んだらしい。
仲の良かった近所のお姉さんも、兵士に捕まって何処かに売り飛ばされたと聞いた。
私は、焼け跡の中で孤独になった。
略奪し尽くされた村には、一粒の種すら残っていなかった。
私は空っぽになった村を出た。
逃げるようにしてひたすらに走り続けた。
道中、飢えと喉の渇きに耐えかねて、雨水を啜り雑草を貪った事もあった。
案の定、すぐに気分が悪くなった。
夜が来たら、蜘蛛の巣の張った廃墟に身を寄せた。ボロ布の上で倒れるように眠った。
朝には、私が死んでいると勘違いした鴉に突き起こされた。
数夜明けて、やっと街が見えた。
恐怖ではない秩序、炎ではない暖かい光、悲鳴ではない人々の喧騒…。
初めて目にするような平和な世界に安堵した時、私の身体は疲弊し尽くし、既に動かなくなっていた。
私が彼に出会ったのは、その時だった。
・ ・ ・
「……なあ、お前。」
…ぼんやりとした意識の中で、確かに声が聞こえた。
「そこに座ってるお前だよ。お前。」
「………私…?」
ゆっくりと顔を上げると、すぐ目の前には優しい目をした茶髪の青年の姿が、その後ろには2つの人影が朧気に見えた。
「ちょっ…"勇者様"っ……早いですって…!」
「ったく…振り回されるこっちの身にもなれってんだ…。」
後ろに見えた人影が、こちらに迫ってくる。
「ハハハ、悪い悪い。」
茶髪の青年は後ろを向いてそう言うと、もう一度私の目を見て話し出した。
「なあ、外は寒いだろ?早く家に帰りな。」
「…わたっ…私の家……戦争で燃えちゃったから…。」
「戦争?」
青年は私の返答に首を傾げる。
「…そう言えば聞いた事があります。遠くの地域では激しい内戦が起こってるとか…」
青年の背後の人影…どうも女性らしい人がそう呟いた。
「フン…よくもこんな時期に人間同士で争ってるバカな連中が居たもんだな。」
続けて呟いたもう1つの人影…こっちは男性のようだ。
「…"侵略戦争"の余波か…。
しかし何だ…。帰る家が無いのか…。」
「……分かった。俺に着いてきな。」
「…立てるか?」
彼はそう言って、私に手を差し伸べた。
…彼の表情は、陽光の様に眩しく、それでいて優しさを帯びていた。
・ ・ ・
…人々が楽しそうに笑い合う声。
温かみのある壁の照明。
例えようの無い美味しそうな匂い。
彼らに連れられて着いた先は、街の酒場だった。
木製のテーブルを、勇者を名乗る青年と私、そして"2人の仲間"で向かい合わせに座った。
「紹介するよ。コイツは戦士の"ラスコフ"。無愛想だが、頼りになる奴さ。」
…勇者を名乗った彼は、向かい合わせに座る大柄な男性を指して言った。
「チッ…無愛想は余計だっつうの…」
"ラスコフ"と紹介された大柄な男性は、低い声で不平を露わにした。
…大柄と言ってもかなり並外れている。彼は筋骨隆々としているばかりか、ジャンプすれば天井に手が届きそうな程の背丈をしていた。
表情の険しさも相まって、私は彼に、恐怖に近いようなプレッシャーを感じていた。
私が目を泳がせていると…
「…おい、ガキ。」
「…ひゃっ!?」
ラスコフ……さんは私に話しかけてきた。
「…俺が、怖いか?」
「…えっ?」
彼の口から出たのは、まさかの質問だった。しかし正直に答えて良い物なのか…。彼を怒らせてしまうのでは…。
「…怖がらなくていいですよ。ラスコフさんは"質問"してるだけですから。」
戸惑う私に対し、ラスコフさんの隣に座る女性が優しい声で話しかけてきた。
「あっ、自己紹介がまだでしたね…!
私は"シリンダ"。このパーティで魔導士をしています。」
「おいガキ、俺の質問に答え……シリンダ、さっき何て言った?」
"シリンダ"さんの自己紹介に半ば食い気味で、ラスコフさんが言った。
「えっ?"怖がらなくていいですよ"って、この子に…」
そうシリンダさんが言いかけると、ラスコフさんは途端に頭を抱えてしまった。
「…やっぱりか…畜生!どうしてもガキに怖がられちまう!」
頭を抱えたままラスコフさんが声を上げた。
「…オイ勇者!ガキに好かれるにはどうすりゃいいと思う!?」
ラスコフさんは、そのままの勢いで"勇者"に問いかけた。
(…意外と怖い人じゃないのかな…)
「…まず、子供の事を"ガキ"って呼ぶの、やめな?」
"勇者"はラスコフさんに、呆れた様子で答えた。
「何ぃ!?じゃあお前はどう呼んでるんだ!?」
「フッ……"ベイビー"……かな…。」
「無いわ」
「キツいですね…」
「ゑっ」
"勇者"がドヤ顔で出した答えは、2人によって一瞬にして否定の嵐に沈められた。
(勇者は変な人っぽいな…。)
「へいお待ち!とびきり美味い料理を用意したよー!」
小太りの中年が、私達の座る席に料理を運び込んできた。
「おう!いつもありがとな!店長!」
"勇者"は男性に向けて手を振った。
…先程"店長"と呼ばれた男性は、"勇者"に目を合わせて頷くと、何故か今度は、私の方をじっと見つめてきた。
「…娘さんか?…あ!分かった!シリンダちゃんとの子供だな〜!?」
「ブフッ!?」
店長がそう口にすると、シリンダさんは口に含んでいたお茶を、まるで後頭部を殴られでもしたかのように吹き出した。
「ちっ…違いますよ!私と勇者様はそういう関係じゃ…!」
「おっ?シリンダちゃん、顔が赤くなってるぞ〜?」
店長がからかうような口調で話しかける。
「…そういう関係?」
「…ガキにはまだ早え話だ。」
疑問を呟いた私に、ラスコフさんが答えた。
「いやっ、ほんっ…本っ当に!違いますから!!!
マジで!天地がひっくり返っても有り得ないですから!!!」
「お…おう、そうか…。」
店長はシリンダさんの勢いに押されるかのように身を引いた。
「…そこまで全力で否定されると、俺も傷付くんだけど……。」
"勇者"は必死そうなシリンダさんを遠い目で見つめながら呟いた。
「とにかく、小さいお客さんが1人増えたってコトでいいな?よし!追加の料理を用意してくるぜ!」
店長は威勢よくそう言うと、厨房の奥へと姿を消した。
「……ほれ。」
……?"勇者"が私の目の前に、料理の乗った皿を差し出している。
「…腹減ってそうだったからな。先に食えよ。」
"勇者"は目を細めながら言った。
「……いいの?」
「俺まだ腹減ってないし、いいよ。」
「…じゃあ、さっきから聞こえる、お腹が鳴るような音は…」
「あっ…」
「ふふっ…」
…何故かシリンダさんが笑っている。
「見栄張りやがって…」
ラスコフさんも呆れている様子だ。
「"4人で"、分けましょうね〜!」
「お…おう…」
シリンダさんの提案に対し、"勇者"は照れくさそうに頷いた。
卓上には湯気を上げる料理の数々。
…内戦が起きる前、特別な日に家族で囲んだ、あの食卓を朧気ながら思い出した。
…最中、横で"勇者"が手を合わせていた。
「いただきます!」
"いただきます"…彼は聞き慣れない言葉を口にした。
「いっただっきまーす!」
「…いただきます。」
…後の2人も続くように言った。
「いただき…ます…?」
私は疑問を呈すように呟いた。
「"いただきます"ってのは…まあ、感謝だよ。」
「感謝…?」
「…人間は不完全な生き物だ。
…でも、不完全だからこそ、"感謝"だけは欠いちゃならない。
…ここに並んでる料理はな、俺達人間の為に摘み取られた生命の数々だ。人間は他の生命を以て成り立っている。だから感謝するんだよ。」
…私には、よく意味が分からなかった。
枯れ果てた私の故郷に、感謝の心と、それを振り撒く余裕のある大人達は誰も居なかったからだ。
「"感謝"って…どうやる物なの?」
私は"勇者"に問いかけた。
「…尊さ、そして大切さを心から感じる事さ。ほら、大切な物には、この世界にあり続けて欲しいって思うだろ?」
「…………。」
私はただ茫然と、"勇者"の顔を見つめていた。
「…勇者様、その話…子供には難しいと思いますよ?」
「えっ?そうか…。」
「…そんな事は良いから早く食え。冷めるゥオアッツアッチャァアッ!!!」
…骨の付いた肉に齧り付いたラスコフさんが唐突に悲鳴を上げた。
「いい加減学習しろよ!?中の肉汁は暫くアッツアツなんだからさあ!」
口周りが肉汁塗れのまま飛び上がるラスコフさんに対し、"勇者"は言った。
「先にサラダから召し上がるのもアリですよ〜」
シリンダさんは小皿にサラダを取り分けながら言った。
「ほら、スープあるぞ。飲むか?」
"勇者"は改めて、私の前に器を差し出した。
「…うん。」
私はスプーンを手に取り、器のスープを掬いとった。透き通るような暖色に、知らない野菜が浮かんでいる。見た事のない野菜だったけど、とても美味しそうに見えた。
スープを口に含む。
温かい。
とても温かい。
病床の子供の物でもなく、全てを焼く戦火の物でもない、優しさに満ちた温もりを…私は初めて知ったような気がした。
不意に目頭が熱くなった。
「美味いか?」
勇者が私に問う。
「…おいしい…!」
私は力一杯頷いた。
「…そりゃ良かった!遠慮無く好きなだけ食っていいぞ!なんせ…」
「 今日は俺達の"出発祭"だからな! 」
・ ・ ・
私は彼らと、穏やかな時を過ごした。
初めて見る都会の夜景、初めて食べる料理、初めての宿、初めてのふかふかの布団…
…しかし、彼らと共に過ごせる時間はそう長くなかった。
彼らは使命を背負っていた。
…世界は、モンスターの軍勢…もといそれを統べる"魔王"によって脅かされていた。
"魔王討伐"…それが彼らの使命だった。
「…シリンダ、荷物まとまったか?」
「バッチリです!」
「ラスコフ、武器のメンテナンスは済んだか?」
「…何を今更聞いてんだ?こういうのは寝る前に済ませておくのが鉄則だろうが!」
宿のフロントで、出発前の確認をする彼らの背中を、私は眺めていた。
「…あとは…コレだな。」
"勇者"は何か呟きながら、取り出した小さな紙にペンで何かを書き始めた。
少ししてペンをフロントの机に戻すと、彼は私の元に歩み寄り、さっきの紙を差し出してきた。
「…俺が昔世話になった孤児院の住所だ。俺のサインも付けておいた。この紙をそこの大人に見せたら、きっとお前を快く迎え入れてくれる筈だ。」
「…勇者様〜!そろそろ出ないと、出発セレモニーに間に合いませんよ!」
「…国王も謁見しに来られるらしい。遅刻なんてしようモンなら最悪、"出発セレモニー"が"投獄セレモニー"になるぞ…」
「マジ?もうそんな時間か…!」
勇者は宿の扉の外へと走り出した。
…が、少しすると私の目の前へと引き返してきた。
「…達者でな。ベイビー。」
勇者は私の頭をポンと撫でてそう言うと、また外へと走り出した。
「短い間だったけど、楽しかったよ〜!」
「フン…じゃあな。」
彼の背を目線で追うと、手を振る2人の姿が見えた。
…走り出した彼らは、すぐに私の視界から消えていった。
彼らとの日々は、夢のようだった。
…夢のように幸福に満ちていて…夢のようにあっさりと過ぎ去ってしまった。
ぼんやりと虚しさを感じながら、私は"勇者"に手渡された紙を開いた。
そこには、孤児院の住所と、彼の物らしきサインが添えられていた。下部には、なんと読むのか分からない文字が…インクが裏写りした跡だろうか?
そう思って、紙をひっくり返した。
『 Live freely! (自由に生きろ!) 』
…裏面には、その一言が添えられていた。
私は思い出した。何を求めて村から逃げ出したのかを…私はこれから、何をすべきなのかを。
私は、宿を飛び出し、全力を以て走り出した。
・ ・ ・
「ふう…これなら時間までに着きそうだな…。」
「この分なら、ゆっくり朝ご飯食べる時間もあったと思うんですけど…。」
「…朝食で遅刻しようモンなら、"投獄セレモニー"超えて"罵詈雑言処刑セレモニー"になる可能性もあったんだ。急いで正解だ。」
「…早口言葉ですか?」
「まあ、市民からの差し入れがあるだろうし、朝食の事はもう……」
「?…どうした、勇者。」
「いや、誰か俺の事を呼んだ気が…。」
「市民の方じゃないですか〜?勇者様、何故か市民の皆さんから大人気ですし…」
「 勇 者 様 〜 っ! 」
私は声を張り上げて、彼らの背中を追い掛けた。
息はとうに切れて、肺が痛む中走り続けた。
振り向いたまま唖然とする"勇者"の元に、私はやっと辿り着いた。
「ゆうっ…しゃっ……さまっ……はぁっ…」
「どうした!?俺、何か忘れ物でも…」
「いや…そうじゃっ…なくてっ…ぜえっ……」
「水!まず水飲みましょう!水!」
シリンダさんが手渡してきた水筒を受け取り、一気に喉の奥へと流し込んだ。
「それで…どうしたんだ?」
「……し…を…」
「 私を…魔王討伐に連れて行って下さい! 」
「「「…………。」」」
「「「…えっ?」」」
皆、唖然とするばかりだった。
最初に口を開いたのはラスコフさんだった。
「オイオイ…勘弁してくれよ…。
俺らはガキのお守りする為にこんな事してんじゃねえんだぞ…?」
「…っ…ごめんなさい…。」
私は俯きながら答えた。
「そんな顔するなよ…俺が虐めてるみたいじゃねえか…。」
「まあ良いじゃないですか。ラスコフさん。
勇者様だって、きっと賛成ですよね?」
シリンダさんは、一転して穏やかな表情で言った。
「…勇者様?」
シリンダさんの声に反応する事なく、"勇者"は腕を組んで私を見ていた。
「…危険な旅になるんだぞ?」
私は頷いた。
「…分かっているのか?これは遊びじゃないんだぞ?」
"勇者"は、これまでに見た事の無いような、険しい表情で私に問いかけた。
「分かってる……けど……」
…私は、顔を上げて、"勇者"の目を見た。
「…また独りぼっちになるのは…怖い…から…」
…私がそう言った途端、"勇者"の険しい表情は崩れ去った。
「そうだな…分かった。
お前が着いてくるっつんなら、俺らは一向に構わないさ。」
"勇者"は笑みを浮かべて言った。
「…あっ…ありがとうございま…」
「ただし!一つだけ約束してくれ。」
「…危険に巻き込まれないよう、俺達の傍を離れない事。この一つだ。…分かったか?」
「…はい!」
私は勢い良く返事をした。
『…これが、お前を突き動かした根源…勇者との出会いの記憶……。』
『!?』
突如として、私の頭に声が響いてきた。
…それは夢から覚醒させる目覚まし時計ではない。
…夢から悪夢へと引き摺り込む、悪魔の咆哮に他ならなかった――
『 …まるで理解出来んな。 』
「――やめろっ…」
『 お前は、取り戻している筈だ。 』
「――やめろ!」
『 確かな、"罪の記憶"を―― 』
「――やめろぉッ!!! 」
・ ・ ・
("フォーカス・インパルス"ッ……!!!)
轟音と共に空間が揺らぐ。
衝撃波が魔王の肩を掠める。
…魔王の翼のような肋の右半分は跡形も無く消し飛び、空間の奥へとすり抜ける。
王座のステンドグラスは粉々に砕け散り、ダイアモンドダストのような神秘的な光を部屋中に撒き散らした。
「…私の不理解が一つ増えた――」
「――お前は何故、未だに抵抗するのだ?」
…魔王は逆光の中、厳かに問いかけた。
To Be Continued




