最大出力をぶつけろ
ダンジョン探索をしつつ魔物を倒しているが、最大魔力量が上昇しておらず、簡単にレベルアップはしない事を実感すると今回の探索はもうあきらめかけるかという時に、ホワイトペインターより対抗策を説明され、ダンジョンプリズマーもそれを了承した。
「それじゃあ、早速ミノタウロスに再挑戦するぞ」
「ええ、まずはダンジョンプリズマーのエレクトプリズムが頼りね」
「ああ、最大出力を見せてやる」
2人が意気揚々とミノタウロスに挑戦しようとする姿に視聴者も盛り上がっており、興奮の気持ちをコメントにする。
『おおお!頑張れ2人共!』
『だけど、どうやって倒すのかな?プリズムレイザーでも少しの傷しかつけられなかったのに』
『もしかしてその傷を狙うのかな?』
『だけど、もし回復してたら意味はないよな?』
視聴者の間でもどのような方法で戦うかが議論される中、再び次の階層の階段に近づき、ミノタウロスに遭遇する。
「まさか1日に2回階層のボスと戦う事になるとはね」
「見ろ、ホワイトペインター、もうプリズムレイザーでつけた傷が治っている」
「それなら、やっぱりあの作戦しかないようね」
「よし任せろ」
そう言ってダンジョンプリズマーはプリズムレイザーのソードモードで構えてミノタウロスに向かっていく。
『え?接近戦!』
『どういうこと、エレクトプリズムを使うんじゃないの?』
視聴者がソードモードで接近戦を挑むダンジョンプリズマーに対してコメントをしているとホワイトペインターはペイントボウを取り出し、構え始める!
『あ!ペイントボウ!』
『そうか、弓で角を射抜くんだ!』
『でもダンプリが引き付けていても巻き添えになるかもしれないし、かわされたら終わりだよ!』
ダンジョンプリズマーはホワイトペインターの弓の射線上までミノタウロスを誘導し、そこでプリズムレイザーをしまい、技を放つ。
「エレクトプリズム!」
至近距離で最大出力でエレクトプリズムを放つが直撃はせずかする程度であったが、どういうわけかミノタウロスは目を押さえていた。
「よし、至近距離でいきなり大きな光を目にすれば動けまい!今だ!」
突如光ったエレクトプリズムの光に目がくらみ、ギリギリで直撃はさけたものの、目がくらみ周りの状況を把握できずただ目を押さえるだけのミノタウロスにホワイトペインターはペイントボウを最大出力で角に向けて放つ!
「受けなさい!」
かわすことのできないミノタウロスの角にペイントボウの光弾が命中する!果たして破壊は成功するのか?