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許可をもらいに

まりの希望するパンケーキ作りを伽耶が調理係の駿を手伝うという形でする事になり、まりから伽耶がお礼を言う。


「ありがとうかやっち、これで少し楽しみが増えたよ」

「よかった、っていうか、本当は写真見て私も食べたいかなあって思っていたの」

「そうなの、はあ、嬉しいよ、暁もフライパンでする方法を見つけてくれてありがとうね」

「はは、まああとは許可がもらえるかどうかだけどね」


 駿から許可の話がでると早速裕子がこれまでの事をノートにまとめて、駿に呼びかける。


「暁君、とりあえず今までの話をまとめたし古賀先生に話に行きましょう」

「ああ、分かった」

「私も行くよ、新たにスイーツ担当になったし」

「そうね、碧さんも来てくれると助かるわ」


 担任の古賀に、デザートとしてパンケーキを作る希望を伝え、その調理法、そして伽耶がスイーツ担当になる事を話しに行くと決めた裕子は駿と伽耶と共に職員室まで向かおうとするが、その際に高史に声をかけられる。


「高崎さん、俺達は?」

「みんなはもう帰っていいわ、話し合いに大分時間を使ったし」

「じゃあ帰るか」

「うん、頑張ってねみんな」

「お願いね、ゆうゆう、かやっち、暁」


 3人はそう言って教室から出て下校し、駿達は改めて職員室に向かう。


『失礼します』


 駿達3人が職員室に入室する際に挨拶をすると担任教師の古賀が反応し、3人に駆け寄る。


「高崎さん、暁君に碧さんまで?もしかしてさっきのデザートの話?」

「はい、先生に聞いてもらいたいのがこちらです」


 裕子はパンケーキを食べたいという希望が班内で出た事、そのパンケーキをフライパンを活用して作り、スイーツ担当が伽耶に決まった事を説明すると古賀は内心驚きつつも冷静にふるまう。


「随分と本格的ね、フライパンの活用でパンケーキ作りなんて結構考えたわね」

「ええ、どうしたらできるかなと考えたらと、昔祖父と一緒にバーベキューの網にフライパンをあてて目玉焼きを作った事がありましたので」

「それでスイーツ担当は碧さんがするのね」

「はい!家でもたまにお菓子を作っているので」

「副班長で調理係の補佐は大変だと思うけど大丈夫?」

「高崎さんが班長として頑張ってくれていますし、私の手伝う余地はあまりないので、他のみんなを手伝えたらなと思いまして」

「どうでしょうか古賀先生?」

「とりあえず他の先生にも話してみるから、また明日の朝に5班には教えるわ」

「お願いします」


 古賀が他の教員にも話すと約束してくれたデザート作り、その行方は?

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