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スイーツ担当

 駿が担任の古賀より自分達でデザートを作ってみてはと提案されると駿は班員にその事を話し、丸山がバーベキューに合ったスイーツを検索し、まりはあるスイーツに目を付けてそれを一同に話す。


「あたし、このフルーツを使ったパンケーキがいいな」

「ぱ、パンケーキか!雪野、さすがにバーベキューでパンケーキはないだろう」

「じゃあどうして丸山が探してくれたサイトにのっているの?」

「ええ、い、いやあそれは……」


 まりのパンケーキはバーベキューには無理があるだろうと高史は言い、まりの反論に対し言葉を失うと駿が丸山に細かい検索を頼む。


「丸山君、検索ワードに「フライパン」を加えてくれるか」

「あ、うん」

「ちょっと見せてもらっていいか?」

「どうぞ」


 そう言って丸山が駿に自分のスマートフォンを見せると駿は別で新しいページを見つけ、それを高史とまりに見せる。


「高史、雪野さん見てくれ、こうやってフライパンを使えばあとはホットケーキミックスかなにかがあればパンケーキを作る事はできそうだ、まあ火の調整は家庭用のコンロより難しそうだけど」

「いいじゃん、いいじゃん、ねえお願いみんな、自分で言いだしたしあたしも頑張るからさ」

「そこまで言うなら俺も反対はしねえけど、メインで調理するのは駿になるんだし、駿いけそうか?」

「俺はまず食事の方の準備があるし、せめてもう1人スイーツ担当がいてくれたらとは思うな」

「そうだな、駿は焼き加減の調整から食材を切る仕事もあるしな」

「それに、パンケーキ作りはとりあえず食事の準備ができてからになるだろうし、暁君が動きっぱなしで負担は大きいわね」

「雪野、お前スイーツ担当するか?」

「ごめん、あたし料理苦手だから、美味しくできないかも」

「言ってもホットケーキミックスを焼いて、フルーツを盛り付けるだけだろうそんなに難しくないだろう」

「でも火加減とか難しいし、フルーツ切るだけならできるけど、あとさパンケーキの1枚の適量とかも難しそう」

「火加減は大変だが駿に任せるとして、パンケーキか……」

「ね、ねえ私パンケーキ作りやろうか?」


 ここで伽耶が名乗り上げてその状況にまりが喜びの声をあげる。


「うっそ、かやっちやってくれるの!いいの?」

「う、うん、時々お母さんと一緒にお菓子とか作っているし、パンケーキもその時にね」

「お願い、あたしもフルーツ切ったり頑張るから」

「う、うん、ただコンロじゃないし火加減とかは暁君にお願いするけど」


 伽耶が名乗り出たスイーツ作り、まずは1歩前進だ。

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