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バーベキュースイーツ

 班員より様々なリクエストがあり、とりあえず駿はデザートについての相談を担任教師の古賀にすると、古賀より自分達で作ってみてはどうかという提案をされて駿は驚く。


「じ、自分達で作るんですか?」

「元々、お菓子のように不要なものは禁止しているけど、食後のデザートはあるのもいいとは思うけど、これにただお菓子を持ってくるだけじゃあお菓子禁止の意味がなくなるわね」

「はい」

「だからさ、何かしらでその場で自分達で作れば工夫を凝らしたとも言えなくはないんじゃないかしら」


 教師にしてはなんとも曖昧な言い方ではあるが次の発言が駿にとっては頼もしくも聞こえた。


「とりあえずさ、一度何を作るつもりか話してその案を持ってきてくれる?そうしてくれたら私から他の先生にも話してみるから」

「ありがとうございます、それじゃあ早速みんなと話してきます」

「あ、でもあくまで先生から提案するだけだから、あまり期待しないでね」


 所々、弱腰になる態度を見せる古賀に苦笑いを浮かべる駿だが、とりあえず教室に戻り、自分の席に着く。


「暁、古賀ちゃんいいって言ってくれた?」

「その事だけど、まずみんなに聞いてもらいたいのは……」


 駿は古賀から聞いた自分達でデザートを作ってみてはという案を話し、それについて裕子が返答をする。


「なるほど、工夫しましたアピールをすればデザートもありかもしれないという考えね」

「なあ、駿、あんまり時間はないし、今から必死に考えてダメだったって言われたら時間を無駄にするだけだし、バーベキューの割合を考え直したほうがいいんじゃないのか」

「そうかな、元々曖昧なルールもあったわけだし、その中で僕らの工夫をアピールすれば案外通るかもよ」

「予算の事は気になるけど、丸山君の考えには私は賛成ね、工夫して甘いものを食べるのもありね」

「それで雪野さんはこれでいいのかな?」

「甘いもの食べれるチャンスが来たんだもん、あたしも一生懸命考えるよ」


 まりの発言を聞いて、早速丸山がスマートフォンを取り出し、バーベキュースイーツについて調べていた。


「暁君、みんな、これを見てバーベキュースイーツにぴったりなものを探してみたよ」

「どれどれ、焼きマシュマロ、焼きバナナ、なるほどな、そのまま火を使って焼けるやつか」

「冷蔵庫があればゼリーも作れるけど、さすがにこれは時間がかかるね」

「ねえ、雪野さんはどれが食べたい?」

「そうだなあ。あ!これいいかも!」


 まりが目を付けたバーベキュースイーツとは?

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