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捜索協力

 大学での射撃部のコーチを休止している中、リサ・バーン、上田梨沙は大学で教えていた吉川という女子学生がダンジョンに迷い込んだのを見て、救出の為に自らもダンジョンに入り、吉川を探す。


「それで、その子がどこに行ったか分かりますか?」

「確かあっちの方だったと思う、だけど上田さん、その子とあんたってなんか関係あるのか?」

「……私の教え子だった子です、ボランティアとはいえクレー射撃を指導していたんです」

「なるほどな、よし俺も一緒に探そう、てっきり配信者と思ってスルーしてしまったし」


 リサは会った配信者と共に吉川を探す事になり、配信者にお礼を言う。


「ありがとうございます、早速で申し訳ないんですがその方向に案内してください」

「おお、分かった、こっちだ、ん?上田さん、俺の配信の視聴者がその女の子の特徴を教えてくれって言ってるんだが」

「え?どうしてですか?」

「他の配信動画と同時進行で観て、それらしき子を見つけたら場所とかを教えたいらしいんだが、どうする?」


 ここでリサは少し悩んでいた、自分は銅メダリストとして世間に知られているが吉川自身はクレー射撃をしているとはいえ、まだ一般人に過ぎず、配信者でもないのでへたに第三者に容姿を話してもいいのだろうかと。


「上田さん、どうしたんだ?話さないのか?」

「あ、ごめんなさい、その子の特徴を話してしまっていいかどうか少し悩んでていて」

「だけどダンジョンに入ってしまった以上映るのは時間の問題だ、早く見つける為には少しでも手掛かりがいるだろう」

「……分かりました、その子は髪は茶髪でロングヘアーで背丈は私と同じくらいです、服装はガンマンっぽいのでそういう子を見つけたら教えてください」

「……分かったとさ、さ、俺達もその子を探そう」

「ええ」


 リサは配信者と一緒にダンジョンを探索して吉川を探し、視聴者からの情報も待っていた。


「ちょっと待ってくれ、上田さん、迷い込んだと思ったって事は、あんた前もダンジョンに来たことあんのか?」

「ええ、成り行きで、ただ今回は教え子を助けたい一心で来て……」

「……すげえな、俺なんて人気者なりたくてダンジョン配信をやっているのに、配信もせずに教え子の為だけにその自分の力を使うなんてさ」

「私もそうでしたよ」

「え?」

「現役時代の私は自分が1番になりたくて、ひたすらクレー射撃に取り組んでいたけどそれでも銅メダルが精一杯でした」


 リサが話す今の自分の原動力とは?

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