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救出の為

 ダンジョンに迷い込んだと話すリサ・バーンは迷い込んだ時の詳細をダンジョンプリズマー達に話し始める。


「ダンジョンには偶然迷い込んでね、どうしようかと思っていたら、宝箱からこの銃と、ガンマン、ガンウーマンんスタイルの装備を手に入れてそれで戦いながら脱出に成功したのよ」

「私達と似たような感じでしたね、それで配信を始めたきっかけというのは?」

「最初はねえ怖かったし、あなた達と違って、自分の顔が隠せる装備じゃなかったから、へたに自分の顔をさらせばまたネットで何を言われるか分からないし、当面は何もせずに過ごしていたわ」


 ダンジョンプリズマーはリサの話を聞いて、自分の初動とは逆の行動であると感じ、顔を隠せるかどうかでこれほど行動に違いが現れるのかと思っていた。


「数日たっても他の配信者の動画に映っていたという話はなかったし、このまま知らないふりをしてやり過ごそうと思ったの、だけど……」


 リサはその時に本業の仕事帰りに偶然出くわしたとある出来事を思い出しながらその事をダンジョンプリズマーに話していた。


 帰り道で見覚えのある人物がいてその事に反応を示す。


「あれは吉川さん?って消えた⁉」


 吉川はリサにとっては大学でボランティアで教えていた学生の1人で、中傷時に特にアクションは起こしていなかったが、リサはセンスの良さと努力家な点を評価して気にかけていたのだ。


「吉川さん!どこに行ったの?まさかこれって……」


 吉川の消え方から自分がダンジョンに迷い込んだ時に似てると考えたリサはここで助ける為には自分もダンジョンに転移するしかないと考えたが、この間と違って、配信者の動画に映る恐れもあったのだ。


「何を考えているの私は今は吉川さんの救出が先じゃない!」


 リサはそこで装備を呼び出し変身をしてから転移スキルでダンジョンに転移する。


「さ、吉川さんが私と同じダンジョンに転移した事を祈りながら探さなくちゃ、ん?配信者かしら、ちょっと聞いてみないと」


 リサは配信者の1人に気付いて、声をかける。


「ちょっとすいません、いいですか?」

「何だ?」

「あ、ええっと私は上田梨沙と言って、前のオリンピックに……」

「ああ、銅メダルを獲った!まさかあんたも配信を」

「あ、いえ、大学生くらいの女の子が迷い込んだかもしれないんです、見かけませんでしたか?」

「待てよ、なんかガンマン、いや女の子だからガンウーマンっぽいかっこをした子なら見たぞ」


 リサはどうやって吉川を救出するのか?

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