表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

70/123

指導休止

 リサ・バーンは母校の大学でクレー射撃部にボランティアという形で指導をしていたが、優勝を逃した事でネット掲示板やSNSで彼女を指導者失格等と中傷する動きがあり、リサ自身は静観するが、一部の学生が中傷したアカウントに対して抗議し、更なる中傷書き込みが発生した。


「そんな事が……」

「それで、リサさん、どうしたんですか?」

「学生達の行動には大学が注意してくれて、そこから彼らが暴走する事はなくなったわ」

「そうですか、中傷の方は?」


 ホワイトペインターはSNSの中傷はどうなったかを尋ねるとリサはそれについても説明する。


「一応、アカウント自体は特定できたんだけど、彼らが抗議をした事でアカウントを自分から消したのよ、今は警察と相談しながら慎重にいろいろ進めてている感じね」

「そうなのか……」

「それから大学と相談してしばらく私はクレー射撃部の指導を休む事になって、今も休止状態ね」

「いろいろ大変だったんですね……」


 ホワイトペインターがリサから色々な話を聞いて大変そうだっと発すると、ダンジョンプリズマーはこれまでのリサの発言から感じた事を疑問と共にぶつける。


「なるほど、学生達が中傷したアカウントに抗議した行動が、勘違いであったとはいえ、私がバースト寺田を言及した事に似ていて、それで寺田氏のファンの怒りが私だけではなく、ホワイトペインターに向く事を危惧しての事、それであのように言ったのだな」

「ええ、ユニット同士だし、少し心配になってね」

「ここまでの話で2つ疑問がある、1つはなぜそこまで我々を気にするのか、そしてあのような中傷を受けたにも関わらず、ダンジョン配信をする事になったかだ」

「まずは1つ目の疑問に対しての答えだけど、そうね、あなた達がヒーローとして配信者としてふるまっているけど、時折何て言うか若さを感じるのよね」

「わ、若さ……」

「ええ、カッコよく振舞っているし、それでファンを獲得したんでしょうけど、そこが強すぎてそれにこだわっているのが少し心配でね、だから思わずおせっかいしちゃったのよ」

「大学生を指導されているので、私達の感性がその学生達に近いと?」

「うーーん、あなた達が素性を隠しているのもあるからそこまでは言い切れないかな」

「それで、2つ目の疑問の答えは?」

「まあ、ダンジョンには偶然迷い込んじゃったの」


 リサはダンジョンプリズマー達から若さを感じるという事を説明し、ダンジョンには迷い込んだと話す、そこからどのように配信のきっかけがあったのか?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ