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連携の勝利

 リサ・バーンが自分とホワイトペインターの呼吸を合わせれば狙撃は可能だと助言し、早速2人は狙撃体勢に入り、ダンジョンプリズマーはプリズムレイザーでダークフクロウの攻撃を防ぎながら2人の安全確保に奮闘する。


「いい、まずは深呼吸からよ、吸う吐くをゆっくり繰り返して焦らなくていいから」

「はい」

「それじゃあ私があっちを狙うからホワイトちゃんはあのダークフクロウをお願いね、連射に頼らず一発で仕留める感覚ね」

「はい、集中、集中……」


 ホワイトペインターはリサの助言の呼吸法を取り入れて狙い撃とうとしているダークフクロウを目で追いながらも少しづつ狙いを定める。


「今だわ!受けなさい!」


 そう言ってホワイトペインターはペイントボウよりエネルギー状の矢を放ち、リサも狙撃する事でそれぞれダークフクロウを仕留める事に成功する。


「やった!当たった!」

「ホワイトちゃん、まだ敵はいるし、その感じでどんどん狙っていくわよ」

「はい!」

「ダンプリちゃん、敵は隊列が乱れているし、今ならガンモードでも狙い撃ちができるはずよ」


 リサの言葉を聞き、ダンジョンプリズマーもプリズムレイザーをガンモードに変形させて残りのダークフクロウを狙い撃つ。


「くらえ!」


 3人の狙撃は次から次へとダークフクロウをしとめていき、とうとう最後の1体になった。


「いくぞ、エレクトプリズム!」

『キターーー!とどめの必殺技!』

『連携の勝利だーーーー!』


 ダークフクロウを多く倒すと数多くのアイテムが落ちており、ダンジョンプリズマーが仮面の機能で確認する。


「マナポーション、どうやら魔力回復用のアイテムのようだな」

「それじゃあ、リサさん、どうぞリサさんのおかげで勝てたんですし」

「何言ってんのよ、みんなで分けましょうよ」

「え、でも……」

「助言はしたけど、多分私1人じゃあ適当に2,3体撃って逃げるのが精一杯だよ、私の場合はそこまで魔力を必要としないし、あなた達が多めに受け取ればいいわ」

「それじゃあ遠慮なく受け取ります」


 それぞれマナポーションを分配して、次の階層へと向けて動き出し、階段を見つけ、次の階層まで移動するとこの先をどうするかを話し合う。


「それじゃあ脱出口を探そう、それで今日は解散でいいな」

「見つけたらカメラとかを切って、私がなんでダンプリちゃんにああ言ったか聞いてもらいたいかな、ホワイトちゃんが聞きたがっているし」

「ええ、是非お願いします」


 リサがダンジョンプリズマーに忠告した理由とは?

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