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狙撃体勢

【マスクドダンジョン】とリサ・バーンは3人で探索をする事になり、遠目の効くリサは遠距離射撃で魔物を狙い撃つが、うちもらした魔物達ダークフクロウが接近してきた。


「気を付けてね、あいつらは遠目が効く以外にもすごい能力を有しているから」


 リサが指摘するように早速、ダークフクロウはビーム状の攻撃をダンジョンプリズマー達に放ち、ダンジョンプリズマーがプリズムレイザーをソードモードに変形させてビークを防ぐ事に成功する。


「あれか、ダークフクロウの能力というのは?」

「そうよ、宙に浮きながらの口からのビームはやっかいよ」


 そうして空中からビームを次から次へと放ち、3人はかわし続ける。


「この階層がダンジョンのわりにやたら天井が高かったのは奴らが生息しているからか」

「……空中の敵ならペイントボウを試す機会ね任せて」


 ホワイトペインターは新武器ペイントボウを取り出し、数重視の為に威力を弱めに調整しながら放つ。


「受けなさい!」


 数多くエネルギー状の矢を放つが全てダークフクロウにかわされてしまう。


「う、もう一度……」

「待って、ホワイトちゃん、いくら数撃ってもやみくもに撃っちゃあ当たらないわ」

「それじゃあ、どうすれば?あなたの銃では連射はきかないんでしょう!」

「確かに同時にいくつもは放てないけど、確実に当てればそんな事関係ないわ」


 リサの発言を聞いて、ホワイトペインターは自分が煽られたと思い、反論をする。


「私が下手だと言いたいんですか⁉」

「よせ、ホワイトペインター!味方同士で争っている場合じゃないだろう!」

「……ねえ、ホワイトちゃん、考えがあるし、一緒に撃たない?」

「……でもあなたは銃、私は弓ですし、呼吸を合わせて撃つことなんて……」

「武器の種類は関係ない、もし互いの呼吸を合わせられればホワイトちゃんにも当てられるはずよ」

「分かりました、メダリストの助言素直に聞きます」


 リサへの不信感から怒りを爆発させるホワイトペインターであったが、ダンジョンプリズマーにたしなめられ、リサからの助言を聞き、落ち着きを取り戻し、再度ペイントボウでの狙撃体勢を整える。


「ならば私もガンモードで……」

「いいえ、ダンプリちゃんはソードモードで攻撃を防いで、きっとまだホワイトちゃんの集中には少し時間がかかるから」

「分かった、2人にはあのビームは当てさせん」

『おおおーーカッコいいなーーダンプリ!』

『両手に花とはまさにこの事』


 2人の狙撃がまさに今始まろうとしている。

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