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お互いの思い

 ダンジョンプリズマーは自分が配信を休んでいる間にホワイトペインターは単独での戦闘力では探索も難しいという理由で配信を休むことを告げる。


「そうそう、空いた時間にあなたが教えてくれた10階層までたどり着いた配信者の動画を少し観ていたんだけど」

「そういえば、君にも提供したな、私も数人観てみたが中々突破は難しそうだな」

「ええ、その後の彼らは単独での突破は難しいと感じて何名かはユニットを組んでいるみたいなの」

「ユニットだと⁉」


 10階層で足踏みをしている配信者のうち何名かはユニットを組みながら配信をしているようであり、更にホワイトペインターは話を続ける。


「やっぱり、このダンジョンは1人での攻略が難しいようだし、私達は早々にユニットを組んで正解だったかもね」

「確かにな、考えたら我々より歴の長いはずのバースト寺田、リサ・バーンが足踏みしているのも単独突破の難しさを表しているのかもな」

「ええ、リサさんの言うように私は少し秘密主義が行き過ぎているのかもしれない」

「ホワイトペインター……、だがそれはお互いに正体を知られない為のものであろう」


 話を続けていくうちにホワイトペインターも少し、自分の秘密主義について話し、ダンジョンプリズマーがフォローし、返答をする。


「もちろん私は、そしてあなたも正体を知られたくはないだろうけど、だからといってあなたに不信を感じた事は1度もないわ」

「ホワイトペインター……」

「他にも仮面を装着している配信者はいるけど、みんな自分の正体には気を付けているし、それが配信者としてマイナスっていうわけではないじゃない」

「ならば私からも言っておきたいが、君が正体を知られたくない気持ちも分かるから君の方針に賛同しているのだ、それに君が私に不信を感じた事がない、その言葉でリサ・バーンの思い違いであることがはっきりして安心している」

「ええ、それに少しでもユニットとして動きやすくしてくれるあなたにも感謝しているわ」

「その言葉を聞いて安心したな」


 ダンジョンプリズマー、ホワイトペインターがふとした瞬間に互いの思いを話し、ぎこちなさが解消されるとどこからか声がした。


「あ、2人共仲直りしたんだ、良かった良かった」

「リサ・バーン!」

「何しに来たんですか?まだ私達に言いたい事があるんですか?⁉」

「いや、今日は2人が配信をするって聞いたから、ちょっと様子を見にね、その私のせいで仲違いしたら申し訳ないから」

「もしかして謝罪に来たんですか?」

「うん」


 謝罪に現れたというリサ・バーン、何を語るのか?

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