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歌と音楽アプリ

 放課後に校外学習の話し合いをしている駿達5班はまずレクリエーション係の丸山が考えたキャンプファイヤーの出し物の発表を聞いており、最初にまず決定したのは伽耶によりイラストクイズであった。


 お題を伽耶に見せる役割を高史がする事になり、全員が出し物に参加する為、丸山は次のお題を発表していた。


「さてここからはレクを他班に見せるだけでいいから、まずは雪野さんにやってもらいたい事があるな」

「あたしに、何?」

「カラオケが趣味って言ってたし、歌ってくれる?」

「え、え、え?ちょ、ちょい待ってあたしが歌うの?」


 丸山より歌って欲しいと言われて戸惑うまりであったが、丸山は話を続ける。


「多分カラオケで歌っているならみんなの前で歌っても恥ずかしくないかなと思ってね」

「でも待ってよ、校外学習で泊る所のホールってピアノとかってあったっけ?さすがにアカペラで歌えっていうのは無理だよ」

「一応宿泊先のホームページや写真は見たけどピアノもカラオケセットもなかったね」

「それじゃあ無理だよ、他のレクはないの?」


 まりは丸山にアカペラで歌うのは無理だと言うが、まりの言葉を聞いた丸山は何故か裕子に話を振る。


「高崎さん、確か入学式の直後のクラスでの自己紹介で中学の時は吹奏楽部に入っていたって言ってたよね?」

「ん?ええ、確かに言ってたわね。でも高校では入っていないけど」

「その時の担当楽器は?」

「ピアノだけど、さっき雪野さんも言ってたけど宿泊先のホールにはピアノはないんでしょう?」

「いや、スマホにピアノアプリがあるし、音源も本物のピアノに近いからできるはずだよ」


 そう言って丸山は自分のスマートフォンからピアノアプリを起動させて試しに音楽を鳴らして裕子に聞かせる。


「すごいわね、これならピアノを演奏しているような感覚になるわ、あとは選曲ね」

「選曲は2人に任せるから、やってもらえるかな?」

「雪野さん、あなたが歌うなら私はやってもいいと思うけど、どうかしら?」

「アカペラじゃなかったらいいよ、それに吹奏楽部だったゆうゆうのピアノ楽しみだな」

「あんまり期待しないでね」

「歌いたい曲の楽譜は譜面作成アプリでも作れるからもし分からない事があったら言ってね」

「ええ、頼りにさせてもらうわ丸山君」

「よろしくーーー」


 まりが裕子のピアノアプリによる演奏で歌う事になり、残るは駿、そして丸山となり駿が丸山に尋ねる。


「丸山君、あとは俺達2人になったけど、まさか2人でやるのか?」

「うん、最後は僕達2人でやる事になるね」


 駿と丸山がするレクとは?

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