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1人の探索

 ホワイトペインターがきゅうきょ休む事となり、1人でダンジョン探索をする事になったダンジョンプリズマーはとりあえず移動を開始する。


「この階層については前回も探索したし、改めて説明する事はないだろうが、とにかくアイテム回収を中心だな」

『頑張ってダンプリさん』

『いい成果を出してホワイトペインターに報告だ』


 視聴者のコメントにも目を通すと早速、魔物が出現した。


「来たな!だがこの私の敵ではない!」


 そう言って、ダンジョンプリズマーは得意の空手で出現した魔物を簡単になぎ倒す事に成功する。


 魔物を倒すとアイテムが落ちていたので回収する。


「ポーションか、傷を治し体力を回復するアイテムだな、ホワイトペインターがいないし、貴重だな」

『うんうん、ソロだと回復アイテム大事』

『ちゃんと持っててね』


 チャットのコメントも受けながらホワイトペインター不在の中の回復アイテムが貴重だという事を口にし、ポーションを回収し亜空間に転送するとどこからともなく矢が飛んできて、かわす事に成功する。


「何者だ!」


 ダンジョンプリズマーがそう口にしながら目にしたのは弓矢を手にしたゴブリン達であり、仮面の機能で早速データを確認する。


「アーチャーゴブリン、弓矢を扱うゴブリンか、それも結構な数だな」

『うわあ、どうするの?』

「心配いらん、プリズムレイザー!ガンモード!」


 ダンジョンプリズマーはそう言いながらプリズムレイザーのガンモードでレーザー光線を放ち攻撃するがゴブリンの素早さに翻弄される。


「くそ、すばしっこくて当てられない!」

『ああ、もう!』

『もしかしてダンプリさん、銃の扱いに慣れていない?』


 当たり前だがダンジョンプリズマー、暁駿は空手が得意とはいえ、高校生に過ぎないのだから銃に触れる事などまずない、そもそも一般人が銃を所持する事例など現代日本では犯罪行為でもあり、特別な職や資格を持つ者でなければ銃の扱いなど慣れようがないのだ。


『じゃあ接近戦?エレクトプリズム?』

『でもさ、ダンプリさんじゃレイザーをソードにしても1体づつしか斬れないし、エレクトプリズムは威力はあるけど確実に当てないとピンチだよ』

『ああ、ホワイトペインターさんがいてペイントボウを使えれば!』


 ここに来て遠距離武器をメインで使えるホワイトペインターがいない事が響いてきており、手段が限られてくるのだ。


「くっ!どうにか隙をついて離脱しかないか」


 そう言っているとどこからともなく弾丸が飛んできて、ゴブリンアーチャーの弓が全て弾き飛ばされる。


「す、全て正確に当てている」


 ダンジョンプリズマーが感心して弾丸が飛んできた先を見ると1人の女性がいた。


「ふうう、今日の私絶好調ーー!」


 このショットガンを持った謎の女性は?

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