放課後に
バースト寺田と共闘した翌日、駿は登校すると友人の駿より早速、昨日のバースト寺田と【マスクドダンジョン】の共闘の話をふられ、その後にダンジョンプリズマーとしてバースト寺田を問い詰めた出来事が滑っていると言われて駿は軽くショックを受けていた。
駿と高史が話をしていると学級委員の高崎裕子より声をかけられる。
「おはよう、暁君、奥野君、ちょっといいかしら?」
「おはよう高崎さん」
「どうしたんだ?」
「今日はホームルームがないし放課後に役割決めをしたいんだけど時間大丈夫かしら?」
裕子は今日の放課後に校外学習の班の役割決めをしたい事を駿達に告げ、参加が可能かを尋ね、駿と高史は返答をする。
「俺は大丈夫だな」
「俺もいけるぞ」
「そう、ありがとう、それじゃあまた放課後ね」
そう言って裕子は自分の席に戻り、チャイムが鳴ると1限目の授業が始まる。
それから時間が流れ午前の授業が終わると、駿は昼食のパンを購入する為に購買へと向かっていく。購買でパンを購入し終えて教室に戻ると最初に伽耶に声をかけられる。
「あ、暁君、さっきね高崎さんに放課後に班の役割決めをしたいって言われたんだけど、暁君や奥野君も残って役割決めに参加するの?」
「ああ、そうだけど碧さんも残るの?」
「うん、今日で決まるといいんだけど」
「そうだな」
駿と伽耶が今日の班決めについて話し終え、駿が自分の席に戻ると高史の席の近くに丸山がいて、駿に声をかける。
「あ、暁君お帰り」
「丸山君、どうしたんだ?」
「丸山も学級委員に言われて今日の班決めに放課後残って参加するんだとさ」
「そうなのか」
「お、そうだ駿、昨日の配信は丸山の家で観たんだよ」
「そう……っていうか、そんな時間までいたのか!」
「ゲームに夢中になりすぎてな、格闘ゲームをやっていたんだけど丸山の奴強すぎてな」
「ははは、今度は暁君もおいでよ」
丸山より次の機会があれば自分の家に遊びに来て欲しいと言われて駿も頷き、丸山はスマートフォンを取り出し、駿にあるものを見せる。
「これ見てよ、ダンジョンプリズマーの武器のアクションを追加してみたんだ」
「う、うわああすごいな」
これはプリズムレイザーのソードモード、ガンモードのアクションであり、早速プログラミングしている事に駿は驚きを隠せないでいた。
そして昼休みが終わり、午後の授業が始まる。時間が流れ午後の授業も終え、放課後を迎えると裕子より駿と高史は声をかけられる。
「暁君、奥野君、班決めをするから集まって。碧さんや雪野さん、丸山君も一緒よ」
班全員が班決めに参加する事になったのであった。