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配信者の情報

ダンジョンプリズマーはバースト寺田が身に付けた鎧によって感覚が研ぎ澄まされているのではないかと考えて、真偽を問おうとしたがバースト寺田によると自分の鎧は装着する事で防御力を高めるものだと明かし、自分の読みが外れた事にダンジョンプリズマーは落胆してしまう。


「ああ、そ、そういう事だったのか」

「まあ、そういうこった、ただ思わぬ形でお前達の強さを知れたのは良かったな」

「バースト寺田、実はもう1つ聞きたい事があるんだ」

「おいおい、えらい質問攻めすんな、お互い存在を知っていたとはいえ俺達は今日が初対面なんだぞ、まあいい、それでなんだ?」


 ダンジョンプリズマーの質問攻めに戸惑い呆れつつも、とりあえずバースト寺田はダンジョンプリズマーからの質問を聞く体制を整える。


「あなたほどの人気配信者なら多分、いろんな配信者と交流しているはずだ、もし10階層で足踏みしている配信者の事が分かるなら何がその階層にあるのか教えていただけないだろうか?」

「アーカイブ動画もあるし、それを確かめりゃあいいんじゃないのか?」

「それが動画だけではこのダンジョンかどうか分からないうえに、配信者も多く、人によっては既に50階層とかも行っているからな」

「ああ、そういう事か、なんかメモ持っているか?」

「確か仮面にメモ機能があったな」

「そいつらの名誉もあるし、配信を切ってからお前にその配信者の名前を教えるから、先に配信を切れ」


 10階層で足踏みしている配信者の名前をダンジョンプリズマーに教える事にしたが、名誉に配慮する為に配信を切るよう促され、配信を切る前にダンジョンプリズマーは終わりの挨拶をする。


「こういう形ではあるが、本日の配信は終了する。視聴者の諸君、さらばだ!」

『バイバーーーイ!またねーーー!』

『後でホワイトペインターさんにも教えてあげてね』

『この後、まさかのバースト寺田VSダンジョンプリズマーの特別生配信が……』


 ダンジョンプリズマーが配信を切るとバースト寺田も配信を切る前に終わりの挨拶をする。


「そんじゃあ、本日はここまでだ、次回も絶対観てくれよな!」

『おおおお!』

『見るぜ!』

『いつかダンジョンプリズマーとのさしの勝負期待しているぞ!』


 互いにダンジョン配信を終了し、その確認を終えるとバースト寺田がダンジョンプリズマーに配信者の名前を話す。


「いいか、10階層までの配信者は……」

「……ふむ、ふむ、全員記録した、助かったぞ」

「へ、さっき助けてもらったのとアイテムの礼代わりだ、ありがたく活用してくれ」

「それじゃあ私もダンジョンを出よう、さらばだ」

「じゃあな」


 ダンジョンプリズマーはバースト寺田と別れダンジョンの脱出口に向かい、自分の部屋へと戻る。

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