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配信者との遭遇

 ダンジョンプリズマーとホワイトペインター、【マスクドダンジョン】の2人は今日もダンジョン配信の為にダンジョンを探索していた。


「どうやら、こっち側に次の階層への階段があるようだな」

「いつも階段近くになると強力な魔物が出てくるし注意しないとね」

「むっ!何か気配を感じるぞ」


 ダンジョンプリズマーが何か気配を感じるとすぐさま臨戦態勢をとるが、気配の持ち主から声をかけられる。


「あれ、もしかしてダンジョンプリズマーとホワイトペインター?同じ階層だと思っていたけど、こんなところで会うなんてな」

「確かあなたは……」

「おお、知っているかもしれねえが自己紹介しておくぜ、俺はバースト寺田、一応配信者をやっているぜ」


 突如現れた男はバースト寺田を名乗り配信者というのだ、更にホワイトペインターが補足説明を行う。


「バースト寺田、大剣使いの人気配信者にして本職はプロレスラー、レスラーとしては最強レスリングという団体に所属してるわね」

「お、もしかしてホワイトペインターって俺のファン?」

「いえ、一応有名配信者の事は公開している情報は把握しているので」

「それは残念だな、まあ本職の方ではあまり有名じゃないから知ってくれているだけでもありがたく思わないとな」


 バースト寺田の登場にダンジョンプリズマー、ホワイトペインター両方の視聴者がチャットで沸いていた。


『バースト寺田キターーーーー!』

『すごい偶然してはできすぎているよーーーー!』

『奇跡のコラボだーーー!』

『戦うの?仲間にするの?』


 チャットのコメント欄はあふれそうであるが、ダンジョンプリズマーはバースト寺田に状況について尋ねる。


「我々は階段に近づいている事を把握していて、しかも毎回階層に続く階段の付近には強力な魔物がいて警戒していたのだが、そのような者はいたか?」

「ああ、俺も気配を感じてはいるし、俺達に気付いて近づいているようだぜ」


 バースト寺田に促されてダンジョンプリズマー達が見た魔物は犬型の魔物であり、その名称をホワイトペインターが告げる。


「あれはフレイムバウンド!全身を炎で包んで、火炎の技も使う魔物よ」

「それも数体、前回のキングゴブリンのような群れの長はいないのか?」

「ざっと見た感じでは分かりづらいけど群れをなす魔物だからいるはずよ」

「そんな奴を探す必要はねえ、全員ぶっ倒すだけだ!」


 そう言ってバースト寺田は背負っていた大剣をフレイムバウンドの群れに振りかざす、彼の実力はいかに!

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