表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

35/123

ダンジョン配信への自信

 校外学習での班が決まり、駿は帰宅し夕食を終えるとダンジョンプリズマーに変身し、階層転移スキルを使用し、今日もダンジョン配信の為にダンジョンに転移する。


 そしてダンジョン内でホワイトペインターと合流する。


「待たせたな」

「いいえ、そろそろ配信を始めましょう」


 2人はカメラを起動させ、まずダンジョンプリズマーが視聴者に呼びかける。


「視聴者の諸君、本日もダンジョンの平和を守るダンジョンプリズマーだ!」

『おおーーー!ダンジョンプリズマーキターーー!』

『そろそろ新武器の威力を試してくださいよ』

『今日は空手講座しないの?』


 ダンジョンプリズマーに続いてホワイトペインターも視聴者に呼びかける。


「今日も私達を応援してください、ホワイトペインターです!」

『待ってたよーー!ホワイトペインター!』

『今日も頑張ってねーーー!』

『空手の成果を見せてくれ!』


 視聴者への挨拶を終えると2人はダンジョン探索を開始する。その際にダンジョンプリズマーからホワイトペインターに声をかける。


「そういえば、君にとっては慣れない動きだろうが、筋肉痛とかはなかったか?」

「まあ、少しはあったけど、この仮面とスーツなら少々の筋肉痛は気にならないわ」

「確かにな、私もこの仮面、そして強化スーツは身体が軽くなった感覚になるな」

「身体能力の向上の効果は思った以上にありそうね」


 会話をしながら探索している中、ダンジョンプリズマーがホワイトペインターにダンジョンの探索について尋ねる。


「ところで、毎日1階層づつ進んでいるが、10階層で足踏みしている配信者が多いって言ってたな」

「ええ、いきなりどうしたの?」

「次の階層は5階層だ、そこに到達し、ダンジョンを脱出したらまた数日後でもいいから対策を練らないか?」

「対策?何の?」

「10階層の攻略法だ、そこまで辿り着いた者達で突破した者や失敗した者の動きを見たり、そこにいる魔物についての対策を練るんだ」


 ダンジョンプリズマーは10階層攻略の対策を練る必要があるとホワイトペインターに提案し、ホワイトペインターが更に尋ね返す。


「なるほどね、それってやっぱりメッセージのやり取りで行うのね?」

「ああ、お互いに動画を確認してその中で良さげな方法を見つけたら知らせ合うんだ」

「そこで改めて動画を確認して賛成したり反対意見を言い合ったりするのね、いいかもしれないわ」

「そしてその合間に空手の講座も行うぞ、君だけでなく、私の訓練にもなるぞ」

「……まだやるんだ、空手講座」


 10階層を見据えた動きを始める【マスクドダンジョン】、少しづつだがダンジョン配信への自信がついているのだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ