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今日も配信に

 校外学習で駿と同じ班になった丸井亮太はプログラミングが趣味であり、そのプログラミングの一環でディフォルメされたダンジョンプリズマーを作成し、電撃エフェクトまでの再現まで成功していたのだ。そして担任教師の古賀より6限の終了が言い渡される。


「もうすぐ、6限目が終了します、とりあえず役割分担の話し合いはまた次回のホームルームにしましょう」


 古賀がそう言うと同時にチャイムが鳴りその場で起立する。


「起立!礼!さようなら!」

「はい、皆さんさようなら。役割分担が既に決まっている班はプリントを提出してください」


 どうやら他の班も完全に決まり切っていないようでプリント提出をする班はいなくて、帰りの挨拶を終えると、裕子が班のみんなに声をかける。


「先生はああ言っているけど、また空いた時間に少しでも役割分担の話し合いはしましょう」

「そうだな、結局趣味について話しただけだもんな」

「それじゃあねみんな」


 そう言うと裕子は早速教室を出て下校の途につく、その後すぐに伽耶も声をかける。


「じゃあ私も帰るね、お疲れ様」

「ああ、お疲れさん」


 伽耶も下校すると、高史が丸山に声をかける。


「丸山、今からお前んち行っていいか?」

「え?どうして?」

「他にどんなキャラクターをプロミランぐしているか気になってよ、それからお前なら面白そうなゲームを持っているって思ってよ」

「そういう事なら、来てもらっていいよ」

「サンキューな、駿も行くか?」

「悪い、俺もすぐに帰るから」


 駿は今日もホワイトペインターとダンジョン配信をする予定であり、丸山の家に行くと帰りも遅くなり配信時間に遅れる恐れがあるからだ。


「そうなのか、じゃあ今日は俺だけ楽しんでくるぜ」

「暁君もまた都合のいい時に来てよ、動くダンジョンプリズマーに食いつきが良かったから」

「ははは、じゃあな高史、丸山君」


 駿が教室を出ていくとまりは高史達に声をかける。


「じゃああたしも帰るねーーー、お疲れさん」

「ああ」

「じゃあね」


 こうして全員が教室を出て下校の途に着く中、駿は丸井のディフォルメされているとはいえ、ダンジョンプリズマーの完成度の高さに驚いていた。


 動きも普段の自分に近く、すごさを感じていたが、同時に自分のちょっとした動きからダンジョンプリズマーに似ていると疑われないかの不安もでてきた。


 そう考えるもとりあえず駿は帰宅すると夕食をすませ、ダンジョン配信の準備を始める。


「さてと、マスクオン!」


 ダンジョンプリズマーに変身し、今日も配信に挑むのであった。

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