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自己紹介と趣味

 駿のクラスでは月末の校外学習の班決めをくじ引きで行い、駿は高史と同じ班になったが、隣の席の碧伽耶、学級委員の高崎裕子、ギャル風な女子の雪野まりとも同じ班になり、そして最後の6人目も決定し、学級委員の立川がクラス一同に呼びかけた。


「というわけで以上の班に決まりました、まだ時間があるのでこれから班で集まって役割分担等の話し合いをしてください、僕と高崎さんもそれぞれの班に集まります」


 立川がそう言うと、裕子も移動を開始し、席が近い、駿と高史は話しており、その話に伽耶も加わる。


「駿、俺達は近いし、このまま待つか?」

「そうだな、一応席だけ合わせておくか」

「暁君、奥野君、私も同じ班だから席合わせるね」

「ありがとうよろしくね」


 駿が伽耶にお礼を言うと、裕子、まり、そして眼鏡をかけた男子生徒がやって来て駿達に声をかける。


「ええと、私はこの席にするわ」

「じゃあ、あたしここね」

「僕は、ここしかないか」


 空いている席に座り、席を合わせて話し合いができるようになると、まずは裕子が発言をする。


「このメンバーで基本的に班活動をするわけだから、まずはお互いに自己紹介、名前を言うだけじゃ面白くないから何か趣味も言いましょう」

「ええ、今更自己紹介って入学式の後にやったじゃん」

「その時は趣味まで言ってないでしょう、せっかくだししましょうよ」

「ま、いっか」


 裕子の言葉にまりが納得すると裕子から自己紹介を始める。


「じゃあまずは私からね、高崎裕子、学級委員をやっています。趣味は御朱印集めです」

「え、あんた御朱印集めなんてしているの渋くない?」

「質問は後でもできるから今は自己紹介を続けましょう」

「はーーい、あたしは雪野まり、趣味かーー、じゃあカラオケって事で」

「暁駿です、趣味か……、筋トレかな」

「奥野高史です、趣味はゲーム!」

「僕は丸山亮太です、趣味はプログラミングかな」

「私は碧伽耶です、趣味は……うーーんイラストかな」


 それぞれが自己紹介で趣味を言い終えるとまりが裕子に質問をした。


「じゃあさ、まず学級委員に質問していい?」

「何?あと、立川君も学級委員だから今はひとまとめにしないで欲しいわ」

「そっかーー、じゃあゆうゆうの御朱印集めって女子高生にしては渋い趣味だと思うんだけど、どうしてしているの?」

「ゆうゆう?いきなりなれなれしいわね、まあいいわ御朱印集めは結構夏休みとかにするんだけど、各都道府県の有名な神社とお寺のを集めるとその県とかに行ったって実感するのよ」

「そういうもんかな?」

「それに結構かわいい感じの御朱印もあるし、女子がするのも楽しいと思うわ」


 早速自分の趣味について話す学級委員の裕子、この班の仲は深まるのか?

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