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予定変更

 古賀は駿が過労で倒れた事を知ると校外学習が同じ班の高史達に心当たりを尋ねるが、そんな中高史より空手の練習でオーバーワークをしたのではないかと聞き、改めて尋ねるがその際に駿自身の自室で倒れた事を知る。


 これは駿がダンジョンプリズマーのスーツを着用した状態でフェンリルからのダメージを受けてしまい変身を解除した事で力が抜けて倒れたのが原因なのだが、母も古賀も駿がダンジョンプリズマーであることを知る由もないので驚きと戸惑いが大きいのも無理のない話である。


「そうですか……いえ、ありがとうございます」

「こちらこそわざわざありがとうございます」

「駿君には校外学習を欠席した代わりとして簡単な補修を放課後に受けてもらうのでまた体調が回復したらそう伝えておきますね」

「はい、それじゃあ先生ありがとうございました」


 駿の母からお礼の言葉を言われると古賀は電話を切り、一言静かに呟く。


「自分の部屋で突然……一体何が?」


 呟くと古賀は別の教師より声をかけられる。


「暁の事ですか?古賀先生」

「あ、はい……、過労なんてまだ高校生なのにちょっとおかしいと思って」

「暁は気の毒ですが、明日より校外学習です、古賀先生もしっかりと準備してもらわなければ困りますよ」

「もちろんです、また暁君には登校できるようになったらいろいろ聞いてみます」


 不可解な事は多いながらも古賀はひとまず明日の校外学習の引率教師として備えるための準備を行う。


 そして午後の授業も終わり放課後になり駿と同じ5班のメンバーは明日の事について話していた。


「さ、みんなとりあえず明日の事だけどいくつか予定を変えないといけないわ」

「そうだね、まずは調理係の暁君がいないし、そこをどうするかだね」

「少し葵さんと話したけどバーベキューは私と葵さんで調理するわ、だけど葵さんの負担が大きくなるからパンケーキはなしにするわ」

「えーーー!ショックーーー!!」

「仕方ないでしょう、暁君の役割を私と葵さんで分担するんだから、これ以上は葵さんまで体調を崩しかねないわ」

「ごめんね雪野さん、暁君がバーベキューをしてくれるから私はパンケーキに専念できる予定だったから」

「まあ、かやっちがきついって言うならしょうがないよね、でも他はどうするの?丸山のマジックとか」

「暁君の手伝いが必要なのもあったけどそれを一部削ることにするよ」


 5班のほうは駿がいないことで当初の予定を変えざるを得ないことになっていた。校外学習はどうなるのか?

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