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入院の知らせ

 ダンジョンでフェンリルとの戦いで駿はダンジョンプリズマーのスーツの力で外傷を受けなかったものの、その蓄積したダメージは大きく、医師により過労として診断されて入院することとなる。


 その知らせは母より駿の担任である古賀にも知らされ、古賀は駿のクラスで生徒たちにその事実を告げていた。


「ですから暁君は明日より予定していた校外学習も欠席となります。5班の皆さんは暁君がいなくて大変でしょうから、困ったことがあれば先生に相談してください、もちろん私以外の先生でも構いません。皆さんも余裕があれば5班のみなさんのお手伝いをお願いします」


 古賀が駿の校外学習の欠席を告げ、自分や他の教師への相談や他の生徒に5班への協力をお願いする。


「それでは朝のホームルームを終わりますが、高崎さん少しだけ廊下でいいですか?皆さんは1時間目の準備をしてください」

「私ですか?はい」


 裕子は古賀に呼ばれて一度廊下に出るがすぐに話は終わり教室に戻ると何やら浮かない顔をしており、伽耶はその表情が気になってまりに話しかける。


「高崎さん、先生に何言われたのかな?なんか表情が少し暗いね」

「暁の事でなんか古賀ちゃんに言われたのかも、いくら班長だからって別にゆうゆうのせいじゃないのにね」

「でも入院なんて暁君心配だな」

「そうだね、校外学習が終わっても入院してたらお見舞いに行ってみてもいいかも」


 伽耶とまりは裕子が何を古賀に言われたかと、駿の事が心配であり、お見舞いするかという話をしており、その一方で高史と丸山も裕子や駿について話していた。


「高崎さん、ホームルームが終わってから古賀先生に呼ばれたけど、多分暁君の事かな?」

「そうかもな、しかしあいつ入院するほど体の調子が悪かったのか」

「奥野君、最近暁君に変わった様子はなかったかな?」

「変わった様子か、あんまり分んねえけど、俺に連絡もなかったから急に体調が悪くなったのかもな」

「急にか……」


 駿と同じ班のメンバーは駿の急な入院に戸惑い、その戸惑いがなくなる間もなく1時間目の授業を受け、授業を終えると裕子が5班のメンバーに声をかける。


「すいません、校外学習の5班の皆さんはちょっといいですか?お知らせしたいことがあります」


 5班のメンバーは裕子の呼びかけに戸惑いながらもとりあえず裕子の呼びかけに応じて4人とも教室に出た。


「みんな、突然ごめんね、実はね昼休みに古賀先生から私達に暁君について聞きたいことがあるんだって」

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