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フェンリルの強さ

 9階層の奥まで移動した【マスクドダンジョン】の2人は10階層へと続く階段の前でフェンリルという巨大な狼の魔物と遭遇する。神すら恐れる魔物と名高いフェンリルの壁すら破壊する突進力にダンジョンプリズマーは驚くが、ホワイトペインターより呼びかけられる。


「ダンジョンプリズマー、近づくのは危険だし一度距離を取って作戦を立てなおしましょう」

「分かった」


 そう言ってダンジョンプリズマーは一度フェンリルより距離を取り、ホワイトペインターの側に戻って話し合いを行う。


「今までダンジョンの壁をも破壊する魔物はボスでもいなかった、これをどう対処するかだな……」

「遠距離攻撃がどれほど聞くか試してみましょう、多分まともに接近戦をすればあっという間につぶされるわ」

「そうだな、さてエフェクトプリズムか、それともプリズムレイザーのガンモードでいくか……」


 ダンジョンプリズマーがエフェクトプリズムを使用するか、ガンモードでの攻撃かで悩んでいるのは理由がある。


 エフェクトプリズムはダンジョンプリズマーの使える攻撃スキルで最も威力が高いが最低でも中距離までは接近する必要がある為、さっきの突進は威力だけでなく速さもある事が気になっているからだ。


 ガンモードは距離を大きく取れるが威力がフェンリルに通用するかの不安があったのだ。


「とりあえずガンモードでやってみたら?今は倒せなくてもここで私達が倒されたら終わりなんだし」

「そうだな、ガンモードの効き具合を見ればエフェクトプリズムがどの程度効くかが想像つくからな」


 そう言ってダンジョンプリズマーはプリズムレイザーをガンモードに変形させ、ホワイトペインターはペイントボウを取り出す。


「まずは私が牽制込みで撃つから隙を見て撃ち込んで」

「分かった!頼むぞホワイトペインター!」


 ダンジョンプリズマーの呼びかけに応じてホワイトペインターはフェンリルに対してペイントボウからエネルギーを放つ。


 フェンリルはホワイトペインターの攻撃をかわし、突進を試みるがダンジョンプリズマーのガンモードでの攻撃を受ける。


「どうだ⁉」

「ダメよ!一瞬ひるんだけどダメージは受けていないみたい」

「くそ、これじゃあエフェクトプリズムが効くかどうか分からないな」

「このままリスクを負って戦うのは危険だわ、一度退きましょう!」

「退くしかないのか……」


 攻撃力や速度、それに加え耐久力も高いフェンリル!今の【マスクドダンジョン】には撤退するほかないのか?

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