待ち合わせしてから
本日は丸山の家でのマジック確認という事で班員全員で丸山の家に行くのだが、現地集合というわけではなく、待ち合わせ場所を決めており、待ち合わせの広場に駿は向かっていった。
到着すると既に伽耶がいて、駿は伽耶に声をかける。
「おはよう、碧さん、早いね」
「あ、おはよう暁君、そう言う暁君も早いよ」
「ははは、これでも早く起きすぎて二度寝したんだけどな」
「そうなの、私、多分高崎さんが一番早く来ていると思ったのに」
伽耶は裕子が班長であるから一番最初に到着するだろうと口にし、その直後裕子が駿達の前に現れる。
「おはよう暁君、碧さん、早いわね」
「おはよう」
「おはよう高崎さん、私、高崎さんが一番早いと思っていたんだけど」
「少し遠いからね私の家、これでも早く起きたんだけど」
家が遠いと主張する裕子は発言し、更に駿に対して高史の事を言い放つ。
「暁君って奥野君と同じ中学よね家が近いと思っていたけど」
「ああ、あいつとは確かに同じ中学だけど、俺と高史の家は少し離れているんだ」
「あ、暁君、奥野君来たよ」
「本当だ、おーーーい高史ーーーー!」
高史の姿を確認した駿は大きい声で呼びかけ近づくと高史は駿達に声をかける。
「おお、おはようみんな、これであとは雪野だけだな」
「まあ、約束の時間まではまだあるし、待ちましょう、きっと私達が早すぎるんだから」
「珍しいな高史の事だから時間ギリギリだと思ったんだけどな」
「いや、もしも雪野が早めに来てたら時間ギリギリとかだったらバカにされると思ったから意地でも早く来ねえとなと思ったんだよ」
高史が集合に早めに来た理由を聞いて裕子が少し呆れ気味に言葉を発する。
「いや、雪野さん関係なくなるべく早めに来たら、まあ奥野君は別に普段から遅刻しているわけじゃないからいいんだけど」
「普段から遅刻してねえのはあいつも同じだけどな」
「まあさっき高崎さんが言ったようにまだ時間があるし、遅れなければいいじゃない」
「碧さんの言う通りだ雪野さんにしてもさすがに遅れるなら連絡くらいしてくるだろうしな」
駿達が話しているとまりが現れて全員に声をかける。
「おはよーー、っていうかみんな早すぎもう来てたの⁉」
「いや、そういうお前だって15分前に来てるじゃねえか」
「あたしは遅れたくなかっただだけだしーーー、みんなそんな早く来て何してたの」
「何してたと言われても……」
「話しながら待ってただけ……かな」
「……そうなの、まあ早く丸山ん家行って用を終わらせようよ」
「そうね、少し早いけど丸山君の家まで行きましょう」
集合し、駿達はいよいよ丸山の家に行く事にしたのだ。