ゲーム対戦を終えて
駿がエアホッケーで高史に圧勝するものの高史は続けて格闘ゲームでの対戦を持ち掛け、こっちでは駿に勝つ。
「よっしゃーーー!」
「くそ!」
その様子を友人達も眺めていて、話をしている。
「格ゲーはやっぱ、高史の独壇場だな」
高史は褒められて鼻高々になるが、ここである人物の事も話す。
「へへへ、どうだ!だけどよ最近同じ班になって時々丸山の家でゲームするけど、あいつもけっこう強いんだぜ」
「そうか、お前ら丸山と同じ班なんだ」
「そう、明日は俺達丸山ん家でマジックをチェックするんだぜ」
「高史!言ってよかったのか?」
高史は翌日に丸山の家でマジックのチェックをする事を友人達に話すが駿が大丈夫かと問うが、高史は意外な返答をする。
「実はよ、みんなからも自分の班で何をするか聞いたし、別に黙っている必要はないみたいだぜ」
「そうなのか、いやあなんとなく当日までのお楽しみみたいにするのかなって思っていたからさ」
「大体何をやるか分かっていた方があれこれ想像できて楽しいけどな、もっともみんな自分達がどうするかで精一杯だけどな」
友人達の話を聞き、駿もみんな色々楽しみにしているんだなと考え、その後ゲームセンターで夕方近くまで遊んでいた。
「じゃあなーーー」
「おう!」
「それじゃあ高史、明日またな」
「おお、どんなマジックか楽しみだな」
駿と高史、友人達はそれぞれ解散し、駿も自宅へと戻って行く。
自宅に戻ると夕食を摂り、自室に戻るとパソコンを起動させて今日のダンジョン配信を視聴する。
今日はダンジョン配信はしないが久しぶりに視聴者としてゆっくり配信を見ながら、この先のダンジョン攻略法の参考にしようと考えながら駿は視聴し、楽しんでいた。
「そういえば久しぶりに他の人のを見たな、俺やホワイトペインターもこう映っているんだな」
配信に対し、発言すると、駿は時々、気になった配信にコメントを送っていた。元々、駿はダンジョン配信を視聴していた事もあり、コメントは慣れているのだ。このコメントを送る際はダンジョンプリズマーとしてではなく、以前より使用しているアカウントで行っている。
『すごーーい』
『いやあさすがっス』
他にも多くコメントをし、深夜に及びそうであった為、駿はパソコンの電源を落とした。
「明日は丸山君の家に行くし、そろそろ寝るとするか」
翌日は丸山の家でマジックの確認をする為、駿は就寝をする。そして翌朝を迎える。
「はあああ、まだ6時か、もう少しゆっくりするか」
その2時間後改めて起床し、朝食を摂り終えると丸山の家へと向かっていった。