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休む希望

 適正距離という新たな概念を掴んだダンジョンプリズマーとホワイトペインターはそのまま脱出口から元の場所に戻り、自宅へと転移したダンジョンプリズマーは変身を解除し駿の姿に戻る。


「適正距離か……、まあそれはいいとしてもまさか射撃の才能がホワイトペインターに負けるなんて、ちょっとショックだなーーー!」


 駿は確かにホワイトペインターのサポートがあって、戦いやすくなっていた事は思っていたが、自分よりホワイトペインターの方が射撃や狙撃が得意というのは前線で戦ってきた自分としてはなかなかにショックであったのだ。


 そう考えている内に自分のスマートフォンの日付がもうすぐ変わりそうであり、しばらく見つめていると土曜日となった。


 日曜日にはクラスメイトで校外学習が同じ班の丸山の自宅に行き、マジックを見ることになっており、土曜日の配信をどうするかを少し悩んではいた。普段学校と両立しているから大した問題はないかもしれないが、そろそろ配信に休みを挟んでも置きたいとも思っていたのだ。


 だけど疲れているのでまた朝に起きてから考えたり、ホワイトペインターに相談した方がいいと思い、そのまま駿は眠ることしたのだ。


 土曜日の朝、いつもより遅く目覚めるが入浴せずに寝てしまったため、とりあえずシャワーを浴びてから朝食を摂り、自室に戻った。


 自室に戻るとスマートフォンが鳴ったあとがあり、確認するとホワイトペインターからのメッセージであり、内容を確認する。


『おはよう、ダンジョンプリズマー、今日の配信だけど、お休みにしましょう、昨日の狙撃講座は思いのほか疲れたし、筋肉痛もあるから、あとできれば明日も休みたいんだけどいいかしら?』


 ホワイトペインターから土日、続けて配信を休みたいという申し出があり、駿は珍しいなと思いながらも休みたがっているので無理強いは良くないと思い、ダンジョンプリズマーの口調で返信する。


『それならば仕方あるまい、私も来週自分の都合で3日ほど配信を休むから、困った時はお互い様だからな』


 駿がダンジョンプリズマーの口調で返信してしばらくするとホワイトペインターから返信が来た。


『ありがとう、それじゃあお言葉に甘えさせていただくわ、それじゃあね』


 配信を休む事も視野に考えていた駿にとってはホワイトペインターから言ってくれたおかげで自然と休める事に安心して気が抜けて、土曜日をどう過ごすか再度考え始めた。


「昼から少し出かけるか」

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