長距離射撃
ダンジョンプリズマーはリサよりガンモードでの戦い方の指導を受け、距離の取り方や位置取りの方法も聞き。全て理解する。
「なるほどな、参考になったぞ」
「ダンプリちゃんはこの方法がいいと思うわ、次にホワイトちゃんだけど」
「はい!」
「ホワイトちゃんはダンプリちゃんと逆でペイントボウを主体にして遠距離戦メインで戦っているのよね」
ホワイトペインターはペイントボウを取得後は遠距離メインの戦い方にしており、その理由を話す。
「ええ、最初は私もステッキで叩くという戦闘スタイルだったんですが、ペイントボウを手に入れてから、いえ、とてもではないけどダンジョンプリズマーと組んでからはその動きについていけないと思ったので、ひたすら補佐だったんですが……」
「今は強力な遠距離武器を手にしたし攻撃にも積極的に参加した方がいいと思っているのね」
「はい、だけど私もどちらかというと視認距離で撃つから当たっているだけで、しっかりとした長距離射撃を身に付けないとかえってダンジョンプリズマーの足を引っ張りそうで、どうしたら……」
ホワイトペインターは自分もダンジョンプリズマーと一緒に乱戦に参加したら足を引っ張るかもしれないという思いがあり、長距離射撃を身に付けないといけないという事を話し、リサがアドバイスをする。
「とりあえず、もう1回的当ての練習をしましょう、ただし今度は2回外したら1歩づつ前に行きましょう」
「え?わ、分かりました」
ホワイトペインターは先程の距離からペイントボウで的を狙うが2回とも外してしまう。
「あ!」
「とりあえずそこから1歩歩きましょうか、で動いた場所に目印を置くわ」
リサはホワイトペインターが前進するとつま先に位置する箇所に目印を置き、今度はダンジョンプリズマーにも声をかける。
「ダンプリちゃん、ダンプリちゃんも大体でいいからホワイトちゃんと同じくらいの距離で撃ってくれる」
「私もか?さっき、私は必要ないと言っていなかったか」
「ホワイトちゃんが1人で不安にさせない為よ、パートナーなんでしょう」
『お、さすがリサさんいい事言う』
『ホレホレ、ダンジョンプリズマーよリサ様の言う通りにしろよ』
「分かった」
そう言って、ダンジョンプリズマーもプリズムレイザーで的に向けて撃つが外してしまう。
「くっ……」
「はい、次、ホワイトちゃん」
「はい、ええっと、的からの距離を考えると……」
ホワイトペインターのペイントボウの光弾が的に2連続で当たり、ホワイトペインターは驚く。
「当たった!」
「なるほど、とりあえずこれが今のホワイトちゃんの適正距離って事ね」
リサの言う、適正距離、その意味とは?




